6月23日 天気予報は雨。
レインハットとポンチョを新調して、日比谷野外音楽堂へ木村カエラデビュー15周年記念ライブ GO!GO!KAELAND 15thへ行ってきました。
事前物販が始まる12:30ちょうどに日比谷公園に辿り着いたら、すでに1000人近い行列ができていました。
1時間ほど並んでグッズを購入。私はニコニコしながら物販を抱えて出てくる人たちが本当に好きです。あの瞬間ってすごい幸せですよね。
毎月たくさんのバンドのライブに行ったり、好きな写真家の写真集買ったり、現代アート観に行ったり、新作が出る度に見に行くデザイナーがいたり、電子書籍じゃなくて本で買い集めている小説家がいたり、色んな好きな人たちがたくさんいます。
不思議なことに中村一義にも佐内正史にも石持浅海にも大竹伸朗に対しても抱かないけど、私が唯一「ファン」だなと思うのが木村カエラその人なのです。
彼女が好きな理由はだいたい100個くらいあるので、機会があればくるりのハイウェイの歌詞に載せて書こうかななんて思っています。
今年はライブチケット運が大変よろしく、前から数列目のほぼド真ん中という最高の席を引き当てることができました。
隣の席には小学生くらいの女の子と母親の二人で、あぁ、こういうの良いなって心から思いました。
そういえば、久しぶりにライブ用耳栓を使わなくても程よい音量で、これも小さな子どもさんが来ていることへの配慮かな。
↓前にそんな記事を書きましたね
「MAGIC MUSIC」から始まったステージ。リクエストした「BANZAI」や久々に聴きたかった「Super Star」、大好きな「SUN Shower」「TODAY IS A NEW DAY」それから15分15曲メドレー。雨予報を覆したステージには嘘みたいだけど虹がかかっているように見える素晴らしい光景でした。
忘れられないライブのひとつになりました。
sakusakuに出ていたころのぶっ飛んだ感じも、ファッション誌のポップアイコンだったことも、ラジオで大笑いしているところも、まっすぐに歌うところも好きなのですが、私は木村カエラの人間力に惹かれているところがあって。
この前のファンクラブ限定ライブでも、観客が倒れてしまった時にすぐに歌うのを止めて誰よりも先に助けに行き、「曲よりもアナタのほうが大事です」と即答したり、インスタで遠くから来ている人を把握していて、その人を優先してハイタッチ会開いたり。
彼女のそういうエピソードやまほど出てくると思うんです。
今回のMCでこんなことを言っていました(要約なので正しい表現はライブBDを待ってね)
「続ける」ということは「変わる」ことで
いつも新しいことへ向かっていくことで続けることができる
ちょうど私は仕事で社内ベンチャーで立ち上げた事業が停滞期に入っており、これまでのやり方を変えていかないと事業が続けて行けないという状況に置かれているせいで、この言葉が何よりも心に響きました。
私達には華やかな側面しか見えませんが、収益構造も大きく変わっている音楽業界で、子供を産んで育てて、それで新しい人たちと戦っていかねばならないことは並大抵の努力では成せないことだと思います。
転職やら年金やらあれやこれや、環境は日々変わっているけれども社会や誰かのせいにして言い訳を繰り返していても、面白い毎日があるわけではなくて、新しいことへ挑んでいくこと。それを誠実にやっていれば周りの人はきっと助けてくれるはず。(そういえばカエラバンドの面々はいつもものすごいプレーヤーが集まっていますもんね)
「続けることは変わること」
シンプルなメッセージですが、とても良い指針をもらったなと思っています。
7月31日には新しい取組をしたCDが出ますので、みんな買いましょう。
そして全国ツアーでお会いしましょう。
人生で大事なことはいつも木村カエラが教えてくれた。
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- アーティスト: 木村カエラ
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- 発売日: 2019/07/31
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<蛇足>
終演後、スタッフが「撮影はご遠慮ください!」とずっと叫んでいるにもかかわらずコソコソとスマホで撮影している人がたくさんいたのが悲しかったです。
参加した証を残したいという気持ちはよく分かるし、「撮っちゃいけない理由がわからない」と言われれば、それもそうだよなと思う部分もあります。
野外フェス会場みたいに「フォトスポット」を設けて、特定のハッシュタグを付けてSNSに投稿してもらうように、「撮りたい欲」をうまく販促に繋げるようなwin-winの取組も是非して欲しいなと感じました。
ライブマナーうんぬんで楽しかったライブが後味悪くなるの嫌だもんね。
子供も楽しめるいいライブなので、仕組みや運用も、もちろん参加する私達も良い方向へ変わっていきたいですね。