2回の買い直し、3回の修理を経て使ってきたイージープレシングが壊れました。
もう部品がなく修理不能とのこと。
さよならイージープレシング。
イージープレシングはT-falが販売してきたアイロン商品です。2015年に発売した日本仕様モデルのGV5240J3がシリーズ最終モデルになりました。
日本で家庭用アイロンというと一般的なスチームアイロンやドライアイロン、衣類スチーマー、ズボンプレッサーが思い浮かびますが、アイロンの本場イタリアやT-falのお膝元のフランスでは「スチームジェネレーター」というジャンルが存在します。
これがイージープレシング
一般的なスチームアイロンとの違いはズバリ「蒸気量」
スチームジェネレーターはアイロンがけ部とは別に「ボイラー」が独立しており約2Lのタンクを用いて大量の蒸気を生成します。
アイロンがけ部のトリガーを引くと、スチームアイロンとは桁違いの量のスチームが出続けます。
アイロンで布製品のシワを伸ばすには下記の2つの要素が重要です。
・スチームで固まった繊維をほぐす
・熱とアツでほぐれた繊維を元あった形で固定する
スチームジェネレーターは、シワになった繊維の固まりをほぐす機能が圧倒的なわけです。
私調べで一般的なYシャツをアイロンがけするのに必要な時間が約4分30秒/枚
イージープレシングを使った場合はなんと約2分15秒/枚です。
1年で何枚の洋服にアイロンをかけるでしょうか。
イージープレシングがいかに家事時間を短縮してくれるかわかるはずです。
しかしもうイージープレシングはないのです。
欧州モデルは電圧が違うので日本で使うことはできず、
フランスのT-falになんとか日本で使えるモデル作ってくれとメールを2回ほど送りました(当然無視されました)
海外ではラインナップも豊富。全部使ってみたい。
アメリカ販売モデルなら日本で使えるのでしょうか。
変圧器かませば大丈夫でしょうか。(※熱を使う家電で危ない橋は渡りたくない)
毎晩イージープレシングのことを考えてしまいます。
日本の家電はしばしば退化しています。
わざわざ吸引力を下げダストカップのお手入れ回数が増えているスティック掃除機や、それでシワ伸ばした後に固定できるわけ無いじゃんな衣類スチーマーが売り場の中心に据えれらています。
思い出せ、おれたちは家事を減らすために家電を使ってんだ。
必要に迫られてアルティメット6828。
家庭用としては最高峰だけれども物足りない…
グループ セブジャパンのご担当者様、どうかこのブログが目に止まったら、イージープレシングが必要な消費者がいることを知ってください。
さよならイージープレシング。
私はまだ壊れたイージープレシングを捨てられずにいます。