拝啓、コシミズカヨ様
春暖の候、FINLANDSの皆様には一層ご活躍のこととお慶び申し上げます。
6周年を迎え、2回目となる記録博は大盛況でしたね。
大好きな楽曲が次々と溢れ出し、ライブハウスにたゆたう空間に酔いしれていた私は、突然の発表に頓狂声をあげてしまいました。
直後にかき鳴らされた「リピート」
いつもは一歩後ろにいる冬湖さんと澤井さんとあなたが3人が近くに並んでいて。
ねぇ、あなたたち普段そんな風に弾くことないじゃないですか 。
そこにいれば美しい世界 忘れたくないの 離れてても
ねぇ、冬湖さんそんな声でうたったことないじゃないですか。
あなた達に一番似合う青色のスポットライトがきらめき、4人の音がBASEMENT BAR中に満ちていくその景色は、あまりにも美しかった。
この曲を、この空間を、わたしは「生涯」忘れないと思います。
知っていますか。
冬湖さんが弾き語りライブをするときに、いつもあなたの話をたくさんすることを。
あなたの話をしている時に一番やさしい顔をするのを。
跳ねるように踊る運指も、すぐに落としてしまい冬湖さんに蹴られてしまう帽子も、もふもふのストラップも。
メンバー紹介の時のベースソロも、いつものMCも。
あなたの周りのすべての人達にとって、あなたがFINLANDSのベーシストで本当に良かった。
4月10日まで残り1ヶ月、きっとあっという間ですね。
最近の桜は気まぐれで咲くのが早いですから、その頃には散ってしまっているかもしれませんね。
あなたがいないFINLANDSはまだ想像がつかないけれども。
あなたがいるFINLANDSの6年は確かにあったし、私達の耳に残っています。
コシミズカヨ様には、良き門出をお迎えになりますよう心よりお祈り申し上げます。
敬具
BALLOND'OR × FINLANDS split 「NEW DUBBING」
- アーティスト: BALLOND'OR,FINLANDS
- 出版社/メーカー: sambafree / actwise
- 発売日: 2018/05/16
- メディア: CD
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記録博内の写真パネルは小野正博さん(@ono308)による