夏フェスシーズンですね。
暑さやらなんやらで野外フェスに行くのはしんどいので、ライブハウスに行くか家でスピーカーで聴くか、ポータブルオーディオで音楽浴びてます。
さて、昨今の日本の音楽ビジネスではフェスやライブが主になってCDは完全にオワコン、楽曲はサブスクリプションサービスで聴くのが当たり前になりました。
これは世の流れなので何をか言わんやであります。
中には流れに逆らって頑なに配信しないレーベルもあるし、ライブ会場に行かないと買えないCDなんかもあって、それはそれで反骨精神で良いと思います。
そんな様々な楽曲の販売の仕方で「デジタル配信限定」というのがありますが、あれを止めて欲しいなぁと感じています。
ストリーミングやDL配信するのは良いんです、後でCDにして欲しいんです。CD作るのにお金も手間もかかるのはわかっています。でもお願いです。
もしもどこかのバンドマンやレーベルの人がこの記事を観てくれていたら、1リスナーの意見として耳を傾けていただけないでしょうか。
「配信の音源、めちゃめちゃ音が悪い」
自分たちが心血注いで作り上げた曲が劣化しているのはもったいなくないですか。
先日私の職場の音楽好きの若者3人に、配信で買ってきた音源とCDからリッピングした音源をウォークマンに入れたものとを同じヘッドホンでブラインドテストしてもらったところ、3人が3人共「全く違う!今まで聞いていたのなんだったんだ…」と望み通りの反応をしてくれました。ちなみに配信版はMoraで買ったFLACとiTunesストアで買ったAAC音源です。わざわざ同じ曲買ってまで検証してんだこっちは。
バンドマンのあなた、自分の作った楽曲とデジタル配信のものとCDとで聴き比べたことありますか?
私はあなた方が作った曲をちゃんと良い音で聴きたい。だからCDも作って欲しいのです。
当然すべてCDの方が音が良いなんてエビデンスはないです。ただちゃんとした再生環境やリッピング環境を整えることで「聴こえ方」は変わってきます。
前置きが長くなりましたが、今日は私がやっているMacでのCDリッピングの環境の話しです。
バイナリ一致とか実測データなどは一切考慮してません。私の音楽体験の話しです。
Macで高音質リッピングをする方法
私が普段iMac5K で音源管理をしています。
CDめちゃくちゃ買いますけど、基本的にリッピングをしたらCD保管BOXに放り込んでいます。CDから直接聴くことはほぼありません。
この最初のリッピングが非常に重要。失敗したくないので、効果があるなしは置いておいて少しでも良い音質で聴けるように準備しています。
まずはリッピング用のドライブです。
パイオニアのBDR-XS06Jを使っています。
CDを直接再生する場合はちゃんとCDプレーヤーを使うのが良いと思いますが、リッピング用ならパイオニア一択です。エラーが少ないのが大事です。
パイオニアという会社自体が大変そうなので、今後の商品供給が不安ですね…
制振シールとか塩入冬湖シールとか貼っていますが、これらは特に音に影響はありません。
Pioneer パイオニア ポータブルブルーレイドライブ 【For Win & Mac】 ソフト無モデル BDR-XS06JL
- 出版社/メーカー: パイオニア(Pioneer)
- 発売日: 2015/04/13
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ドライブの裏もケアします。
ソルボセインとか素材は色々あると思いますが、東急ハンズで100円くらいで買ったゴムを貼り付けて制振を試みています。ドライブは制振した方が良いっぽいので、雰囲気で貼っています。効果は知りません。
つづいてドライブとPCをつなげるUSBケーブルです。
MicroB端子のオーディオグレードのUSBケーブルがないっぽいので、消去法でunibrainのUSBケーブルを使っています。劇的に音が変わることはありませんが、少し変わった雰囲気を醸し出します。雰囲気です。
できるだけケーブル長は短い方がおすすめです。私達はオーディオを雰囲気でやっています。
プロケーブル unibrain USB Type-C to マイクロB 3.0 ケーブル 【ケーブル長】15cm
- 出版社/メーカー: unibrain
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次が大事です。
iFi Audio iSilencer3.0です。USB端子に挿しておくとノイズを取ってくれる「USBコンディショナー」的なものです。
これをMac側に挿してドライブと接続します。
経験上効果がないCDも一部ありましたが、導入後明らかにCDリッピングの質が向上しました。CD派の人は騙されたと思って導入してほしいです。騙しているかもしれません。
とにかくこの商品に出会ってから、完全にCD派になりました。配信の音源なんて聴いていられるかってんだ。
つづいてリッピングするソフトに関して。
X Lossless Decoderを使ってみましたが、30枚ほどリッピングしてみて音質変化がサッパリ感じられませんでした。精度の話しで音質はあんまり関係なさそうです。結果、iTunesを使っています。
なお私はポータブルプレーヤーで持ち出すことが多いので、WAVとかDSD形式だと1曲の容量が大きすぎますからALACで取り込んでいます。容量に頓着しないならWAVが良いのですがアルバムアート(ジャケット)の紐付けができないのでALACかFLACで十分だと思います。
最後に音質改善ディスクケース High Definition Caseです。
中にCDを入れるだけで音質が向上するというオーディオオカルト全開のケースがハイディフィニションケース HDC-001です。
原理は全く不明ですが、確かにこのケースに3分くらい入れたあとのCDからは元と変わった音が出てきます。静電気を除電することの効果かもしれませんから、プラズマクラスターでも変わるかもよ(知らんけど)
なお直接CDを再生した際には音質が変化する体験をしていますが、リッピングした際にはその変化は全く感じられませんでした。おまじないとかルーティーンとかの類で使っているだけで、使わなくてもいいです。
ティートックレコーズ アルティメット・ハイディフィニション・ケース(デジタルディスク専用)T-TOC RECORDS Ultimate High Definition Case HDC-002
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ストリーミング否定派でもないしCD信者でもないけど、ともかく作り手の努力は最大限に受け止めたいので、少しでも良い状態で音楽を聴きたいのです。イヤホンやヘッドホンもそう、安いとかコスパとかで選びたくないのです。
ストリーミングが中心になるのは明らかなので、さっさと5Gになって、めちゃめちゃ重いDSDのデータとかも気軽に扱えるようになれば、リッピングだなんだ言わなくて良くなるんじゃないかなと5G時代に期待中です。
それまではCDをうまくリッピングしていきますので、特にインディーズバンドのみなさま何卒!CDを!