オーディオの音質向上を狙うのであれば電源関係を改善しようという鉄板の話しでして。
そういえばパソコン本体の電源ケーブルに関して無頓着だったなぁと「Mac 電源ケーブル 音質」とか酷い検索キーワードで調べてみてもあまりピンとこなかったので自分でやってみました。
我が家のiMac5Kの純正電源ケーブルはよくよく見てみると細い貧弱なケーブルで、なるほどオーディオグレードの電源ケーブルに変えれば音質向上が見込めそうです。
早速ヨドバシカメラに電源ケーブルを観に行ってみると、10万円以上の電源ケーブルも並んでいるものの具体的にどういう変化が起こるのかが示されていないので、どれを選べば良いのか全く判別が付きませんでした。
電源ケーブルはスピーカーやヘッドホンと違い、気軽に試聴できるものでもないですし、オーディオで変化が大きいのは音の出口と言われますから、なんなら電源が一番遠いし、という高価なケーブルを買わない理由をたくさん自分で作ってから、先ずは入門ということで手に取りやすい価格のものにしました。
ゾノトーン 2Pタイプ電源ケーブル(1.5m)Zonotone 6N2P-3.0 Meister-1.5M
従業員6名の小さな会社ですが、たくさんのオーディオファンに愛されているZonotoneのエントリーモデルです。私はスピーカーケーブルもZonotoneを利用しているので合わせてみました。
本当はちゃんとアースをとったコンセントで使ったほうが良いのですが、賃貸なのでどうしようもなく2Pにしました。2Pタイプのコンセントは極性を必ずチェックしましょう。
コネクター部は一体成型モールドで頑丈に見えます。
エントリータイプにしてよかったなぁと感じたのは実際にiMacに接続した時でした。コネクター部が純正の電源ケーブルより「長い」ので接続がギリギリ。上位モデルのドデカいコネクターだと取り付けできなかったかもしれません。
↓こんな感じです。
実際に音を聴き比べてみました。iMac→DAC→プリメインアンプ→スピーカーです。
Macの電源ケーブルをオーディオグレードのものに替えたところ、聴覚上の音質は変化しました。
低音がタイトにまとまって、全体的にスッキリとした音に聴こえました。同居人にも聴き比べてもらいましたが同様の感想でしたので効果はあるとみています。
音質が向上したかというと「好みによる」以外の何物でもないのですが、オーディオグレードの電源ケーブルを使う意味はありました。
なお電源ケーブルを替えてCDリッピングもしてみましたが、これは音質差を感じられませんでした。
Macの電源ケーブルを変えると音質が向上するか
Mac純正の電源ケーブルと比べて、オーディオグレードの電源ケーブルに替えることで音質に変化を楽しめそうです。
一方店頭で試聴ができず、自身の環境との相性・変化の方向性を購入前に知ることができないので「暇を持て余した神々の悪戯」ぐらいの気持ちで購入するのが良いかなと思います。(※ガチ勢の方は全力で行きましょう!)
オーディオ趣味は音が良いものを選ぶというよりは音質変化を楽しむような側面もあるので、PCの電源がそのままの方は、オーテクの電源ケーブルやアンプ用の電源ケーブルをパーツとして取り寄せるなど安価で試せるケーブルで是非トライしてみてくださいな。
ゾノトーン 2Pタイプ電源ケーブル(1.5m)Zonotone 6N2P-3.0 Meister-1.5M
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