タイガー魔法瓶から 炭酸の入ったドリンクを入れることができるボトルが発売されました。メディアでも紹介されまたたく間に完売。次回の入荷は5月頃だとかなんとか。
これまではスタンレーのグロウラーくらいしかなかった炭酸ボトルに新たな選択肢ができ、ウキウキと発売日に購入して約3週間ほど使ったのでレビューをしていきます。
レビュー タイガー 真空断熱炭酸ボトル MTA-T080
タイガーの炭酸ボトルMTA-T型は0.5L・0.8L・1.2L・1.5Lの4サイズとカッパー・エメラルド・スチールの3色展開です。
3色ともアウトドアを意識したような落ち着いた色合いです。一番人気はカッパーだとか。
サイズは大きい方が良いかなと思っていましたが、1.5Lタイプなどはまるでボウリングのピンのような大きさで、片手で持つのは困難なサイズ感でしたので控えめの0.8Lサイズ0.8LのMTA-T080 GET(エメラルド)を購入しました。
最大の特徴がこのBubble Logic を採用した炭酸対応せん。
炭酸ガスの噴き出しを防ぐためにキャップ開栓時に作動する「炭酸ガス抜き構造」と、万が一、ボトル内の圧力が高まった異常時に作動する「安全弁」を備えた
安全性を最優先に商品開発しているタイガー魔法瓶として自信をもって作られた機構でしょう。
このキャップと栓を付属のストラップで接続します。
どちらも抗菌加工で丸洗い可能です。食洗機では洗えません。
私はタイガーの「サステナボトル」も所有しています。
サステナボトルは底面にゴムが貼ってあり、机に置く時に音がしないのがお気に入りだったのに炭酸ボトルでは採用されていませんでした。アウトドアユースを考えても踏襲して欲しかったです。
なお底面のQRコードからは説明書が見られます。
必要な時にすぐに見られる良い運用ですね。
タイガーの炭酸ボトルは保冷専用ボトル
タイガーの炭酸ボトルは「保冷専用」です。
保温はできないので、これまでのステンレスボトルと買い替えしようと考えている方は注意が必要です。
では実際に炭酸水を入れて飲んでみましょう。
容量いっぱいの0.8Lの炭酸水を注ぎます。
ドリンクメイトで作った強炭酸水です。
注ぐ前の温度は12.0℃でした。
ここから4時間放置しました。
4時間後の炭酸水の温度を測ってみると12.1℃。
しっかり保冷されているのが確認できました。
0.8Lタイプは7℃以下を6時間キープできるとのことです。
では実際に飲んでみます。
作りたての強炭酸水を10とすると、8くらいの炭酸に感じました。
十分に炭酸を感じることはできるものの、やや刺激が落ちた印象です。
ソーダーメーカーのボトルもペットボトルも開封後は炭酸が抜けていきますから、それと比べても及第点かなとは思います。
タイガー 炭酸ボトルの良いところ・悪いところ
実際に使ってみてタイガー 炭酸ボトルの良いところは、
まず注ぎ口が大きいところ。
大きい氷が入れられますので、ハイボールなどをキープするのにぴったりでした。
おかげで洗いやすくもあります。
次に非常に軽いこと。
タイガー魔法瓶のステンレスボトルに共通して軽いです。
スタンレーに比べると圧倒的な軽さ。持ち運びの際に重宝します。
そして、結露しないこと。
炭酸を持ち運ぶには最適でした。
続いてタイガー 炭酸ボトルの悪いところは、
まず開栓が面倒くさいこと。
キャップを約6回転させないと開栓できないのが煩わしいです。
開栓するたびに炭酸は抜けますから、少しずつ飲むには適していないと感じました。
次に飲む際のストラップが本当に邪魔。
なくても使えるのですぐ外しました。
そして最後に、飲み口が美味しくない。
これは私が中にお酒を入れて飲んでいたからなのですが、
飲み口の樹脂がお酒を飲むのにあまり適していない形状をしていて美味しくないです。
ボトルから直接飲むよりはグラスに移し替えて飲んだほうが良いと感じました。
タイガー 炭酸ボトルはこんな風に使うのがおすすめ
タイガーの炭酸ボトルはどんな利用シーンで使うのが良いか。
良い点・悪い点を照らして考えてみると、
当然想定されるパターンとしてクラフトビールを購入して持ち帰りたいとき。
同僚曰く、クラフトビールの量り売りで1.5Lとか持っていったら金額がエグいので0.5Lのを複数持っていって色んな種類頼むのが良いんじゃない?とのことでした。
市販の炭酸飲料をわざわざ移し替えてどこかへ持っていくか?と言われると、それはコンビニなり自動販売機で買えば良いのでは?と。
もちろんそれらがないアウトドアユースには良い選択肢でしょう。
タイガーの炭酸ボトルは、
自分の生活のどこで使うかはよく考えてから購入するのが良さそうな商品ではありますが、私はハイボールを一晩飲む分を大量に作成して炭酸ボトルに詰めて使うのに夢中です。
毎晩1.2Lくらいハイボールを飲むのですが、酔ってくると段々濃く作っちゃうんですよね…
最初に決まった分量で作っておくと、飲みすぎも防げるし、何度も冷蔵庫に立たなくても良くなります。
ライブ映像を見ながら傍らに炭酸ボトルを置いておく、なんて使い方が非常に気に入っています。
今は品薄が続いていますが、暑くなる頃には入手しやすくなりそうです。
今年の夏は炭酸ボトルにハイボールをたくさん詰めて飲みませんか。