先日にMUSIC MONSTERSへ行ってきて
翌日から両耳がなんだかおかしいのです
常にサイズオーバーのカナル型イヤホンを奥まで突っ込んでいるような感覚で、ためしにイヤホンをしてみたらもう痛くて音楽なんてとてもじゃないけど聴けない状態になってしまいました
これまでもライブ当日の帰りはボワーっとした感じで聴きづらくなたりする症状はあったのですが、翌日には治っていました
今回は翌々日も変わらず、異物感と痛みが引きませんでした
これは…まさか噂のライブ難聴なのでは…
さて、思い出しましょう
私は10日ほど前にライブ用耳栓の記事を書いていますね
どうしてライブ難聴を防ぐためのグッズを買ったにもかかわらず、こんなことになってしまったのか振り返ってみます
ライブ用耳栓を使うとライブが最大限に楽しめない
前回の記事に書いた通り、ライブ用耳栓 CRESCENDO MusicやSafe Ears THUNDERPLUGSを、Fitearのライブ専用イヤープラグをグッと耳の奥まで差し込んで使うと、音質を損ないます
ライブ用耳栓を紹介しているブログで「あまり音質は変わりません」とか書いてあるのをいくつも観ましたが、めっちゃ変わりますから
ハイハットは消え失せるし、ベース音も聞こえない
ギターも減少するし、ボーカルの声も曇って届いてきます
こんな状態でライブを最大限に楽しめるだろうか、いや楽しめない
※なるべく浅く装着すると 音質劣化は抑えられます
そう思って、Music Monstersのライブ中は耳栓外していたんですよ…
転換とリハの間は耳栓をして、ライブ中は外す
30分つけて 30分外す を繰り返すこと10時間
確かに本番で耳栓を外した時は耳をつんざくような爆音が鳴り響いていて、特にO-nestのステージはコレ設定間違ってんじゃないかくらいの轟音でした
絶対耳に悪いよなぁ…というのは自分でもわかってはいたのですが、せっかくのステージを楽しもうと外してしまったんですよ…
恐る恐る「ライブ難聴」で調べてみると
「耳鳴りが続く」とあり、コレは自分には当たらないけど、聴力を司る有毛細胞は復活しないし、薬もない、治らない みたいなことが羅列してあり、ややパニックに
1月まで10公演のライブチケット買ってあるのに…
フォーリミのNEWシングル届くのに…
ウォークマンの新型 NW-ZX300予約しようと思っていたのに…
1216.earsにもう1個イヤホン頼もうと思っていたのに…
後悔先に立たずですね
わかっていながら自衛しなかった自分に呆れつつ、大好きな音楽が聴けなくなったらどうしようといつも以上のウィスキーをあおる夜を過ごしました
耳鼻科でライブ難聴になっていないか検査してきました
3日経って、やや症状が軽くなった気がするものの、耳の異物感圧迫感が残っていたので、評判の良い耳鼻科を調べて診察に行ってきました
良い設備と、ちゃんと話をよく聞いてくれる先生で安心
経緯と症状を伝え、健康診断の聴力検査で赤と青のヘッドホンをつけるアレのもうちょっとちゃんとした版
防音室で15分位いろいろと調べてもらいました
で、検査の結果がこちら
「問題ないです ちゃんと聴こえていて 音響外傷(ライブ難聴)ではありません」
音響外傷の場合、高域の4kあたりでバッサリ聴力が落ちるようで、私の場合むしろよく聴こえているし耳はすごくキレイだよとのことでした
めっちゃくちゃホッとしました
良かった、また音楽ちゃんと聴けるようになるんだと
今後のこともあるので、先生に色々アドバイスをいただきました
ライブハウスに長時間いることについて
10時間は流石にありえないし、よく音響外傷にならずに済んだと思う
野外フェスなら逃げ場があるけど、ライブハウスに長時間は辞めたほうが良い
耳栓をつけたり外したりしていたことについて
それでも付けている時間に耳を休められたはずだから、やって良かったと思う
できればずっと耳栓していた方が良いけれども、連続して爆音を聴かないようにしましょう
ライブ中の位置について
※私はダイブを避けるために前列の左右どちらかにいることが多い
スピーカーの近くになると思うから、できれば後方で聴いた方が良い
今、まだ異物感すごいあるんですが治りますか?
しばらく安静にして、大きな音を聴かないようにしましょう
イヤホンとかヘッドホンは絶対ダメだからね
今無理して耳に負担かけてしまって音響外傷になったら治らないからね
ということで、基本的にライブで楽しみたい気持ちはわかるし、耳栓をしないで聴きたい気持ちもわかるから、どこかで休みを入れるようにして最低限の自衛はしてねということでした(非常に良い先生で、こちらの行動を否定しないでお話しくださいました)
もう一度ライブ用耳栓について考える
繰り返しになりますが、ライブ用耳栓を使うと音質を損ないます
今回の経験を経て今後ライブハウスで100%ずっとライブ用耳栓を使うかというかというと、つけないと思います
ただ、ライブ会場にライブ用耳栓は100%持って行きます
スピーカーの近くに位置取ってしまった時
アコギ1本とかのスローバラードみたいな曲の時
音が大きすぎて耳が痛いなと感じた時
迷わずライブ用耳栓を装着して、耳を守りたいと考えています
今回はたまたま運良く音響外傷にならずに済んだだけでした
※ちなみにMUSIC MONSTERS 私の同行者はサンダープラグスを最後までずっとしていたので、翌日以降もケロっとしていました
音響外傷・ライブ難聴は一度なったら治らないということは、ライブを楽しむ全ての人が知っているべき知識で
オーディエンスは最低限の自衛をすべきだし、ライブハウス側も「仕組み」や「技術」によって全体の音量を下げても全域に音が伝わるような向上も目指してもらいたいなと考えます
前回はライブ用耳栓を使うか使わないかはアナタ次第ですと書きましたが、今回はライブ用耳栓は「持っているべき」音楽アイテムとして手元において欲しいと考えています
これからも長い間音楽を楽しむために、ライブキッズは必ずライブ用耳栓を持ち歩きましょう!
ライブ用耳栓自体も種類が増えて、いろんなメーカーが参入して、音質を余り損なわないものが出てきたりすればいいなぁ
もうイヤホンを付けられない日が5日にもなり、回復する気配もあまりありませんが、お酒と音楽を減らしてじっと耐えつつ、先ずは安静に過ごします
Safe Ears 音楽用イヤープロテクター THUNDERPLUGS (サンダープラグス) ブリスター
- 出版社/メーカー: ディリゲント
- 発売日: 2014/09/13
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