ambieやXperia ears duoやらで活気づく「開放型イヤホン」
周囲の音を聴きながらも音楽を聴き流せるようにと「耳をふさがないイヤホン」が注目されていますね
ソニー製品のみならず、そういえばあったよねと思い出したのがこれ
骨伝導イヤホン earsopen WR-3 CL-1001
確か当時の日本のクラウドファウンディング額記録を作ったかなんかだった記憶がありますが、ちょっと変わったコンセプトのイヤホンです
骨伝導のイヤホンは鼓膜を通さずに、聴覚神経に直接音の振動を伝えるデバイスなので、鼓膜関係のイヤホン難聴のリスクは下げられるのかもしれません
骨伝導のイヤホン自体は昔からあるものの、これまではあまりオーディオ用には適さないとされていましたが、ブレイクスルーがあり音楽鑑賞用としても耐えられるという「ウリ」でearsopenは話題になっていましたね
Blutoothモデルや難聴者の会話用のものもあるのですが、今回は音楽鑑賞用のWR-3 CL-1001と専用のBlutoothレシーバー兼ヘッドホンアンプWBA-1を試用してみました
骨伝導イヤホン earsopen WR-3 CL-1001レビュー
付属品は
イヤホン本体とケース的な巾着、それからイヤーピースっぽいシリコンのアタッチメントが本体付属のものを除いて3種類
まずは本体
重量は10gということですが、イヤリングの用につけるため若干重みは感じます
左右どっちかが全然わからん
ガラスっぽいので表面が覆われているのですが、結合部の溝にホコリがめっちゃ溜まりそうな見た目をしています
結構な表面積があるので、好きなシールとかでデコったらかわいいかも
イヤリングっぽく着けるとは言ったものの、耳たぶではなくて耳の軟骨にカプっとはめます
付属のイヤピース的なもので調整して痛くない&固定しやすいものを探す感じです
骨伝導イヤホン earsopen WR-3 CL-1001の音質チェック
では早速聴いてみましょう
ウォークマン NW-ZX300のシングルエンドに接続して、音源はいつもどおりの邦楽パンク系統です
普段聴いているイヤホンやヘッドホンとは全く別物で
あれ?どこかから何か聴こえてる!という不思議な音楽体験が始まりました
周囲の音も完全に聴こえていて、会話も普通にできます でも音楽流れている感じ
ただ楽曲が流れているのは確かなんですけど、各楽器の細かい音は全然分離して聴こえないし、ドラム?なにそれ?くらいの感じで、リズム隊は奥に引っ込んでしまったようです
普段のイヤホンで聴いているレベルまで音量を上げてみると…
なんとNW-ZX300の3.5mm接続で、ハイゲイン設定80/100
※普段は30~40くらいで聴いています
さらに5mほど離れたところにいた同居人から、「一緒に歌えるレベルで音漏れしているよ」とのこと
私の骨、震えすぎ
どうやらかなり鳴らしにくい部類のイヤホンみたいですね
それで別売り品としてコレがあるわけです
Blutoothレシーバー兼ヘッドホンアンプWBA-1
見た目はエレコムとかの安価なBlutoothレシーバーよりちょっと分厚い感じで、これに接続するとしっかりドライブする模様です
ただアンプをかましたからといって、音を大きくすると音漏れはかなりあります
earsopen WR-3 CL-1001を電車通勤・通学に使うのは厳しそうですね
earsopen WR-3 CL-1001はこんな聴き方にオススメ
がっつり音楽鑑賞するには不向きかなぁと思うearsopen WR-3 CL-1001ですが、
「BGM」を流すという役割ではかなり効果的です
集中度 = 何か > 音楽
PC作業や、それこそ自転車に乗っている時、みたいな主が音楽じゃないシーンでは活躍しそうな気がします
サブスクリプションやらで音楽が垂れ流されているような毎日、BGMとして使いみちはかなりありそうです
骨伝導イヤホン earsopen WR-3 CL-1001 はオーディオ的な観点でいうと、必ずしも良い音がでるイヤホンではありません
ですが、こういった新しいアプローチがどんどん増えることを願って止まないのです
私の母は難聴者でもう何年も音楽を聴くことができません
私も歳を重ねれば聴力もどんどん弱まりますし、ライブ会場で装着するようになったらあんな轟音で耳を傷めなくてもいいかもしれない
こういったデバイスが発達すれば、いろんな人が音楽を長く楽しめるようになるのではと期待しています
オーディオも一部のマニアだけのものではなく、様々な環境の人が音楽を楽しめるような発展になっていって欲しいなと思う日曜の夜でした
ambie sound earcuffs(アンビー サウンドイヤカフ) (Asphalt Black)
- 出版社/メーカー: ambie株式会社
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