我が家で一番古い家電がオーブンレンジでかれこれ12年選手です。いい加減買い換えようと日夜家族会議が開かれています。
予算は6万円くらいで、①おいしく調理ができ②手入れも簡単なレンジを買うべく考察してみました。
オーブンレンジの選び方系のブログが自分で買ってもいないのに、机上で記事を書いているのが納得いかないので、この記事がアナタのお役に立ちますように!
オーブンレンジは「買って後悔する・使わなくなる家電ランキング1位」
オーブンレンジは「買って後悔する・使わなくなる家電ランキング1位」なのだそうです。
古い記事で、ちょっとオブラートに包んで表現していますが、高機能なレンジを奮発しても結局あたためにしか使っていないんじゃなかろうかということです。
多くの人が勘違いしているのが「電子レンジ」と「オーブン」と「グリル」の違いです。温めるだけだったら単機能の電子レンジで必要十分です。
私はレンジを使って「調理」をしたいので、気の利いたオーブン&グリル機能が充実しているオーブンレンジへの買い替えを検討しました。
オーブンレンジはちゃんと使うとココがいい
私は以前半年ほどヘルシオのAX-PX1を使っていましたが、これが非常に便利な家電でした。
オーブンレンジは「ボタン押したら出来上がるまで放置していいフライパン」という感覚になってくると、毎日率先して使いたくなる家事削減家電なんですよ。
素材と調味料ドーンっと入れて、ピッとボタン押したら料理ができちゃいます。当時はカレーとか焼きそばとかも全部ヘルシオで作ってました。
「料理」という行為そのものが劇的に変わって、毎日楽しく使っていた記憶があります。1品をオーブンレンジに調理を任せることによる家事時間の削減、これに気がつくかどうかで、オーブンレンジがただの温め家電になるか、家事を減らす便利な調理家電になるかが別れてきます。
話を脱線して、シャープのヘルシオは「ウォーターオーブン」なので「水」で焼きます(過熱水蒸気)
これを使うと、トーストもスゴいおいしく焼けるんですよ!
バルミューダのトースターが長年ヒットしていますが、ヘルシオでもとても美味しく焼けます。ヘルシオグリエというトースター版のヘルシオを使ってもいいですが、オーブンレンジならばトーストも調理も温めも1台でこなせるのでおすすめです。(ただしオーブンレンジでトーストを焼こうとすると時間がかかる)
あと、うなぎの蒲焼を温めなおすとものすごいふっくら焼けるんですよ!もうヘルシオ最高です。
オーブンレンジの選び方
ヘルシオを買ってしまえばそれでOKなのですが、せっかくなので他のメーカーのものとも比較しながら、新しいオーブンレンジを探していきましょう。
先ずは今のレンジで困っていること、新しいレンジで実現したいことを列挙しましょう。
- 多機能な機種で使い倒したい
- 焼く > 温め・解凍
- できれば調理時間短いほうが嬉しい
- 予算はMAX6万円程度
こんな風に、新しいオーブンレンジで何を実現したいかを整理しておくと、それに応じた機種を選びやすくなります。
また購入時期もポイントです。
オーブンレンジ(シャープ以外)は年間で6・7月あたりが一番安いです。
この時期にモデルチェンジがありますから、型落ち処分となり安価なことが多いです。
※だいたい毎年パナソニックと日立が先に安くなって最後に安くなるのがシャープです。
もちろん最新機種に搭載された新機能がどうしても必要な場合は別ですが、新発売時期より半額程度になっていることも多いので、ボーナスシーズンの6・7月が狙い目です。
さて、それではメーカー別の特徴をみながら選んでいきましょう。
フラッグシップ機でも発売のタイミング半額くらいになっているので、予算オーバーにはなりますが選択肢に入れます。
フラッグシップモデルについている機能がいらなければ、上から2番目くらいのモデルが昨日と価格のバランスが良いように感じました。
先ずはざっくりと特徴を吟味します。
- パナと東芝はあたためセンサーの方式が似ている:アイス温められる(アイス食べないけど)
- 東芝は焼き上手:自家製パン焼きとかは東芝が良いですね
- パナは油で美味い:やっぱり油は旨い 時短メニューも豊富
- 日立はWセンサーになった:弱点だった部分は解消
- ヘルシオは減塩・油落としが抜きん出ている ウォーターオーブンは唯一無二
- 日立の焼き蒸しはいらない:どうしても欲しい人はどうぞ
- バルミューダは論外
各社のオーブンレンジ、フラッグシップモデルと二番目の商品を比較していきます。
※記事中の機種は毎年アップデートしているので購入時期によっては設定金額より大幅に売価が高い場合があります。
<パナソニック>
パナソニック スチームオーブンレンジ NE-BS1600
現時点でできること最多。センサー数多く温めの精度も高いです。最強。
時短メニューが豊富なこともあり、手早くたくさんの料理をオーブンレンジに任せたい方におすすめ。ただし使いこなす努力が必要。
サイズも小さめです。あと、扉がゆっくりしまります。
パナソニック ビストロ スチームオーブンレンジ 2段調理 30L ホワイト NE-BS1600-W
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2019/06/01
- メディア: ホーム&キッチン
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パナソニック スチームオーブンレンジ NE-BS906
タッチパネルがカラーじゃないのと、メニューが少ないのですが、機能的にはほぼNE-BS1600と同じです。値差があれば割と良い選択肢だと思います。
NE-BS806まで行くと、センサーやメニュー、グリルプレートなどグレードがダウンしてしまいます。
パナソニック スチームオーブンレンジ ビストロ 2段調理 30L ホワイト NE-BS906-W
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- 発売日: 2019/06/01
- メディア: ホーム&キッチン
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<シャープ>
シャープ ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XW600
他社とは目指すところが違い「脱脂」「減塩」が特徴です。もちろん美味しく調理はできますが、素材そのものを活かすようなメニューがヘルシオには多いです。
複数の料理をいっぺんに作ったりするのも得意です。
哺乳瓶の除菌や、金属製の調理器具のお手入れモードなんかもついています。
一番の特徴は「メニューを増やせる」こと。スマホのアプリからヘルシオにメニューを送信することでレパートリーが広がります。これが本当に良い機能です。
AX-AW600はXW600と似た機能でサイズが小さいです。
シャープ スチームオーブンレンジ 30L レッド系SHARP ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XW600-R
- 出版社/メーカー: シャープ
- メディア: エレクトロニクス
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シャープ ウォーターオーブン ヘルシオ AX-XS500
ひとつスペックを落とすと、スマホ連携がなくなりメニュー数がガクッと減ります。
また同時調理機能がなくなってくるので、ヘルシオにあれもこれも任せたい!という方には向きませんが、1品だけヘルシオでという場合には良い選択肢だと思います。
オーブンレンジを使いこなすつもりで、かつ予算が許せば、この4機種のどれかが良いと思います。
後のメーカーはおまけで紹介します。
<東芝>
東芝 オーブンレンジ 石窯ドーム ER-TD7000
最大火力が強いのが東芝のオーブンレンジ石窯ドームの特徴です。
レンジの機能自体はパナソニックに似た方式をとっているので、解凍とかは割と得意だと思います。
昔から自家製パンを焼く方へおすすめみたいな謳い文句ですので、パンを焼きたい方はどうぞ。
下位機種になるとメニュー数がガクッと減ります。
東芝をチョイスするのは自動メニューで家事削減という観点ではなく、自身のレシピを使っていろいろ模索したいという方におすすめです。
<日立>
日立 ベーカリーレンジ ヘルシーシェフ MRO-SBK1
あと日立には珍しいオーブンレンジがあって、ホームベーカリーが内蔵されているベーカリーレンジ MRO-SBK1があります。
パナソニックやタイガーのホームベーカリーにない良い特徴が「こねる工程の音が小さい」です。ホームベーカリーをお持ちの方はあの凄まじい音を経験していると思います。あれが小さいというのは自作パン派の方にはおすすめです。
日立 スチームオーブンレンジ 33L パールホワイトHITACHI 過熱水蒸気 ベーカリーレンジ ヘルシーシェフ MRO-SBK1-W
- 出版社/メーカー: 日立
- メディア:
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<追記>
買いましたが、後悔しかありません。
↑の記事通りに選んでいれば後悔なんてなかったのに…