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プラズマテレビ 修理するか 有機ELにするか それとも裏ぶたを開けてみるか

我が家のプラズマテレビが限界を迎えつつあります。


2012年にパナソニックのパネルを使った日立Wooo最終モデルを購入した愛機は寿命を迎えたようです。
映像内の「白い画」にピンク色のノイズが走るようになってしまいました。
騙し騙し使ってきましたが、日に日に「ピンク」の面積が広くなってしまい、もうこれは駄目かもしれんねと緊急家族会議です。

 

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P42-GP08です

 

選択肢は2つ

 

  1. 有機ELテレビに買い換える
  2. 修理して使い続ける


プラズマテレビから有機ELテレビに買い換えるという選択肢

プラズマテレビに慣れた眼は液晶テレビの映像を全く受付けないので、買い換えるのであれば有機ELテレビです。
メーカーサイトを端から端まで眺め回し、家電量販店のテレビコーナーに通ってはリモコンを弄って映像を見比べる毎日が始まりました。

 

プラズマテレビから有機ELテレビに乗り換えるメリット
・発熱や消費電力が抑えられること
・ちゃんとしている4Kソースの映像ならとてもキレイ
・製品寿命までは永く使える


プラズマテレビから有機ELテレビに乗り換えるデメリット
・地上波2KやDVDなどの画質が見ていられないレベルで悪い
・2019年末から続く品薄で価格がそこそこ高い


我が家は地上波のテレビ番組を観たり、ライブBD・DVDを観ることがメインのため、4Kパネルにするメリットがないんですね。2Kを無理やりアップスケーリングした汚い画像を見る羽目になります。
ただ日に日に地上波民放の怒りを煽る低俗な番組が嫌になっていたので、コレを期にNetflixなど4Kソースが豊富に揃っているメディアを中心に切り替えるのも良いかもしれません。

 

有機ELテレビにするのであれば、ソニーのBRAVIAを購入することにしました。
パネル供給元のLGが圧倒的に安価だったのも今は昔。値差は縮まってきました。

 

テレビというと映像エンジンによるチューニングの話題になりますが、もしLGの有機ELテレビにするのであればソニーやパナソニックのレコーダーを経由して放送を表示させれば映像エンジンの違いなんて誤差の範囲かなと考えています。
レコーダーは購入する気が全く無いのでトータルでソニーの方が安上がりになりそうです。
パナソニックを除外したのは価格がやや高価なこと、東芝を選ばなかったのは雰囲気です。サザエさんがやっている時間帯はいつも働いていたので愛着はありません。

 


購入する機種を定めていざ店頭へ。
大型テレビはネット通販よりも店頭購入の方が安価になる場合が多いです。


さて、店員さんと雑談の中で「プラズマテレビ壊れそうなのですよ」と告げると
「まだ直せるかもしれないっすよ」と。
未だにプラズマテレビを使っている偏屈者(私)からまだ直して使いたいという問い合わせがしばしばあるらしいので修理を案内しているとのことでした。

これは無理して買い換えなくても今あるプラズマテレビを使い続けられるのではないかしらともう一つの選択肢を探ってみることにしましょう。

 

プラズマテレビを修理して使い続けるという選択肢


JEMA 一般社団法人 日本電機工業会によって定められている補修用性能部品の保有期間、テレビは8年です。
2012年製の日立のプラズマWoooは2020年の7月で保有期間が切れるそうです。今なら直せる。*1

日立のプラズマテレビの修理料金目安はホームページに出ていたので、ここに表示されている最大金額が73,500円(ただし送料など諸経費は除く)なので、そのくらいなら買い替えよりも良いかなと考えました。

修理料金の目安一覧表:日立の家電品

早速訪問見積もり依頼をWEBから依頼しました。


1週間後、爽やかな修理のお兄さんがお家にやってきました。


やはりパネルの寿命が近いとの診断。
一般的にプラズマテレビのパネル寿命は10年ほどなので7年はちょっと早いですね…とのこと。

 

パネルまるごと交換する場合の修理代金は
 パネル交換の部材&技術料金で約120,000円
 運搬料などなどで約26,000円
 合計 約146,000円

 

絶妙に迷う金額!!

パネルの次に基盤がやられたら追加で100,000円コース…

 

お兄さんと相談しつつ、結果として
「さらに騙し騙し使って本当にあかんくなったら買い換えるプラン」が裁定されました。

 

プラズマテレビWoooの裏蓋を開けてみる

さてこれからも画面にピンクのノイズが走るプラズマテレビと仲良く暮らしていかねばなりません。

 

液晶・プラズマに限らずテレビは静電気でホコリを吸い寄せてくるのでファン周りはホコリまみれになります。
※除電高価が見込めるプラズマクラスターの空気清浄機はテレビ近くに置くと良いと思います。

ちょっとでも機嫌よく動いてもらうために、内部の清掃をすることにしましょう。

 

電源は当然抜いていますが念の為ゴム手袋を2重にしつつ、
プラスドライバーでねじを外すだけで裏蓋は簡単パカッと開いてくれます。

 

<以下ホコリ画像あり。汚いの嫌な人は観ないでね>

 


このように内部はホコリでいっぱい!!今までごめんプラズマテレビ…

 

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ブロワーでホコリを飛ばし&掃除機で吸い込むを繰り返し積年のホコリは綺麗サッパリなくなりました。もっと頻繁に掃除しておけば良かったです。


これでプラズマテレビくんがもう少しの間、機嫌よく動作してくれることを望みます。


プラズマテレビが使えなくなる日に向けて

まだプラズマテレビを愛用しているユーザーも遅かれ早かれ寿命が近づいています。
もうプラズマテレビが復活することはありません。
もしも修理代金に糸目はつけず直すのなら部品がある内に一刻も早く決断を。


今回自宅のテレビの状況に向き合った際、
コロナウィルスの報道(という名の酷いワイドショー)で人心を煽り続けた地上波テレビと、多くのネットを媒介にしたサービスが無料や割引でコンテンツを開放したことにメディアとしての「差」を大きく感じました。


もし有機ELテレビに買い替えるのであればVOD中心にと前述していますが、よくよく考えればそれらはスマホやPC(我が家のPCモニタは5Kだし)で十分間に合います。
NHKが映らないテレビとしてB-CASが刺さらないモニタが話題になりましたが、もはや既存の地上波を垂れ流す「テレビ」は要らないです。

高機能な大型モニタもしくはプロジェクターと、買い切り型の優良なコンテンツがあれば良いのです。

 

時代は代わり、サービスも変わります。
テレビの次の形は見えてるので、その輪郭がもう少しハッキリするまでの間、プラズマテレビが保ってくれれば良いなと願っています。

 

 

 

*1:執筆時 2020年3月