Zentour 大感謝祭でいただいたZenfone3のレビューも今回が最後です
長かったよ…だいぶ使ったよ Zenfone3
最終回はZenfone3を音楽プレーヤーとして使ったお話です
DAPか?それともスマホか?
ポータブルオーディオ界隈ではいわゆるDAP(デジタルオーディオプレーヤー)でハイレゾ音源を聴くのが流行っているぜ!みたいな雰囲気を醸し出していますが
実際の国内出荷数は上がったり下がったりです
↑JEITAの統計データ調べ
電車で音楽を聴いている人のほとんどはスマホではないでしょうか
私も色々DAPを触ってはみたものの、確かに音質に変わりがあるけれども
その「向上」分と、わざわざスマホと別に持ち歩き、別々に充電し、使いにくい操作をするというマイナス面を天秤にかけた場合、使い慣れたスマホを使った上でイヤホンとかに投資をして音楽を楽しんだ方が有益なのではと考えて生きてきました がんばって生きてきました
Zenfone3の音楽再生はどう進化したのか ハイレゾ対応への反応
Zenfone2が華々しく売れまくった時に「音、悪いよね」と散々言われたのが堪えたのか、Zenfone3では音楽再生に力を入れてきた!のだそうです
どう力を入れてきたかというとハイレゾ対応()したそうです
スタジオと同じ、CDの4倍の音質の192kHz/24bit音源を再生するZenFone 3で、外出中でもハイレゾ音質を味わえます!
公式サイトより引用
ちなみに技術の方に「DACチップ何使ってんの?」と訊いた所、企業秘密なんで教えられないとのことでした
SnapDragon835からはSoCがそのままハイレゾ対応するらしいんで、もうONKYOのGRANBEAT DP-CMX1 とかああいう類以外は「まぁ、一応単体でハイレゾ再生できますけど」みたいなのがハイエンド・ミドルハイ機の標準になるんでしょうね
大感謝祭のプレゼンテーションで「ちなみに付属のイヤホンはハイレゾ対応じゃありません!別売りのZenEar S(税別4,980円)が必要です!」という説明がありました
周りのブロガーさんたちの反応や、どう感じたかを訊いてみると…
- ハイレゾ対応だから音質がすごく良くなっているぞ!すごい!
- なにかハイレゾ対応イヤホン買おうかな!
という感じでした
SONYさん、良かったね!あなた達のマーケティング、なんだかガジェット好きの方たちに思った通りに受け入れられているよ!
…ガシャーン!!(ちゃぶ台をひっくり返した音)
ASUSさん、どう考えても本質と違うことを伝えてしまっているので、売れれば良いとかきっかけになれば良いではなく、ちゃんとした内容で機能紹介をしてください
192kHz/24bit音源はCDをの4倍の音質じゃありません
結局は録音した楽曲の品質に依存するわけじゃないから、ハイレゾ対応楽曲の再生が可能くらいで良い止めておいた方が良いと思います
これで、ハイレゾ対応()イヤホン買わなきゃ!ってみんななってしまうんだから恐ろしい世の中ですよね
可聴範囲外の音を無理やり鳴らせるようにしたイヤホンなんているんだろうか、いやいらない
ハイレゾ楽曲の本旨が、可聴範囲外の音を収録することじゃなくて、CD用の圧縮でない、非圧縮の音源データを再生できることにある(はず)なので、ハイレゾ対応とか関係ないでしょう
たまたま今回はちょっとポータブルオーディオかじったお陰で、無知蒙昧にならずに済みましたが
水素水しかり、騙すように売るのもなんだかなぁと思ってしまいました
なお、私は以前の記事に書いた通り、基本的にはハイレゾ音源肯定派ですので、良い音源はどんどん世に出してほしいと思っています まだまだ音源自体が少ないですもんね
タッチアンドトライで別売りのハイレゾ対応()のZenEar Sも10分弱試聴してみました
かなりドンシャリで、なるほど付属のイヤホン派のアジアの人たちには受け入れられそうだなというような印象でした
Zenfone3で訊いてみる!音楽再生レビュー
売り方の問題はさておき、結果として音楽を楽しめればそれでいいのですから、早速Zenfoneで音楽を聴いてみよー!おー!
イヤホンジャックは上についています
ここはiPhoneよりいいですね、使いやすいです
さて、では聴いてみるべかなと…
ムム!!音楽再生アプリが入ってない!!!
なんか普通に無料の音楽再生アプリかなんか入れて、ハイレゾだから音いいわー、とかになりそうですね…こわ
気を取り直して、再生アプリを入れてみます
Andoroidには愛用のiAudioGateがないので、いくつか試した結果、定番のONKYO HF Player か Power Ampのどちらかが良さそうでした(どちらも基本無料だけど、条件付き有料アプリだよ)
なおHF Playerに関して、iOS版は消費電力量を上げる替わりに音質アップするHDモードがついていますがAndroid版にはありません
Zenfone3とiPhone、どっちが音がいいか比較
せっかくなのでiPhone6sと聴き比べもしましょう
はい、じゃあ直挿しで聴いてみましょうね
先ずはアンダー5,000円イヤホンの星、RHA S500を使ってみますよ

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視聴曲はScott & Rivers の配信限定曲から 『 Doo Wop feat.キヨサク from MONGOL800 』です
あのweezerのリバース・クオモと元ELLEGARDENの細美武士と一緒にバンドやってるスコット・マーフィー と、モンパチのキヨサクが一緒に楽しく唄っているという、日曜の午前中とかに掃除しながら聴くとウキウキするやつです
絶対一緒に 「ドゥ~ワッ!」って口ずさむこと間違いなし しかめっ面で音楽楽しむよりこうやって気楽に浸る曲いいですね
インタビューなんかを読むとScott & Riversの二人とも邦楽をすごい好きでいてくれて、広めようとしてくれているようで、なんか邦楽はダメだ!やっぱ洋楽でしょ!みたいな風潮が多い中で嬉しい話です
聴いてみると… おっ!そうだな!どっちもスッカスカだな!
強いて言うならiPhone6sの方がディテールが生きている感じしますが、せっかくのサウンドが内に向いてしまっています
せつないのでイヤホンを変えます
1216.earsの4FEを直挿ししてみると、どちらもちょっと曇り気味だけれども楽しく音楽聴けますね!やっぱり音の出口、イヤホンが大事
それからDragonfly Blackを接続してみました
ハイレゾ楽曲から、ぼくのりりっくのぼうよみ 『 Noah's Ark 』 から一番最後の曲の 『after that』
ビクターの至宝 天才ぼくりりくん
初めて聴いた時に「ファッ!高校生ってまじ?」ってTwitterに書いたら速攻本人に補足された思い出
大事に育てたい思いからか周囲の大人が寄ってたかって集まったのか、CDを重ねる毎にどんどん洗練されていくような気もします
『hollow world』のころと打って変わって、これまた日曜にFMから流れてくるような軽妙なサウンドの中にぼくりりくんらしいリリックが小気味よく並べられていて、日本酒ベースの梅酒みたいにサラッと聴けて好きです
ちなみにNoah's Arkを買うとハイレゾダウンロード用のクーポンがついています
こういう風にしてくれるとCDを買い続ける気になりますね
さて、Zenfone3とiPhone6sで聴き比べてみると、若干Zenfone3の方がスッキリとしていて厚みがないかなという印象でした
他の楽曲でもおんなじ感じかな、ややあっさり目の味付け
実際にこの辺の違いは好みとか、聴く楽曲のタイプによって違うので優劣はないんじゃないかなとも
Zenfone3がハイレゾ対応だから音質がいいってわけではないです、好みの問題です
ZenfoneとiPhoneの違いに限らず、DAPにしても「コッチのほうが低域が強調されて…」みたいなのありますけど、もう聴いているのがデジタル音源だし、ちょっとだけイコライザーいじればその程度の小さな音質変化するよねとか思ってます イコライザー使わんけど
我が家はテレビがプラズマなのですが、以前 最新液晶テレビをお借りする機会があって、一時的に液晶テレビに据え変えたところ、初見では「液晶 ジャギジャギしててめっちゃ画質悪いんじゃが…」とゲンナリしました
だがしかし、いざ返却してプラズマテレビに戻した所「あれ?プラズマの方が画質悪くない?」という感想を抱きました
脳がアジャストするんですかね
音楽も似たようなことがあるのかな?と思います エージングなんかこれですよね
結論
慣れればiPhoneだろうがZenfone3だろうが音楽楽しめるからどっちでもいいけど、やっすいイヤホンを直挿しはやめておこう!
普段使いにもZenfone3、良いと思います
AudioQuest Dragonfly Blackを接続するようのOTGケーブルもLightning端子版よりUSB-Type-C版はお値段1/3以下、どうせ断線するのでコッチを使った方が精神衛生上よろしいです
というわけで、しばらくはZenfone3を通勤用のDAP代わりとして使っていこうと思います!いえーい

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