GAJUMARU

ちゃんとした家電のレビューとオーディオと邦楽インディーズバンドと写真

ライブ配信の良いところ悪いところ

半年以上ライブハウスから遠ざかっていますが、我々観客はライブハウスに行けなくなったからと行って生きているけれども、スタッフ・演者の方々は大変な苦労を続けていることだろうと想像しています。

 

その中で日常になってきたのがライブ配信。

私も↓のアプリ・プラットフォームを使ってちょいちょい観ています。

  • YouTube
  • Instagram
  • Jフェス
  • Qumomee
  • StreemPass
  • Thumva

YoutubeとInstagramは拡散力が強く、演奏最中にもリスナーを呼んで来られるところが良いですが、集客力がある演者じゃないと儲からない印象。

それ以外はクローズな環境ですので、続けていく中で損益見えてくるのかなという感じ。

それぞれ試行錯誤が続いている状況ですが、ライブ配信に関して観客目線で個人的な良し悪しをまとめていきます。

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ライブ配信の良いところ

遠方からも参加できる

インターネット環境さえあればどんな場所からも参加できる。地方民歓喜のはず。

 なんなら帰宅中の電車内でも参加できる。

 

ご飯食べながら観られる

ドリンクカウンター行かなくても、用意しておけばお酒飲み放題で楽しい。

 

合唱団がいない

となりで大声&ダミ声で唄う観客がいない。

メジャーな演者ほど顕著。

キッズもいなくて平和。お布団が近くにあれば人に迷惑かけずにダイブもできる。

 

参加性がある

今は主にコメントだが、ライブに参加できるようなアクションが考えられる。

なお私はコメントは非表示にしている。コメント打ってる暇あったら全神経尖らせて音楽聴きたい派。

 

時間通りに始まる

開場から演奏開始までのタイムラグが非常に少ない。

あとここ5年100回くらいライブハウスに行って、開演時間ちょうどに演奏はじまったライブがたったの1回です。やればできるぞ。

 

ライブ配信の悪いところ

 日常が隣りにある

自宅で観ているせいで非日常性が薄い。同居人の生活音など気になる。

 

VRグラスとかで観たら良いのかもしれない。没入性はキーワード。

 

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回線の強さが必要

回線の強さが非常に大事。我が家では最高品質だと止まる。

5Gはやく。

 

低音が弱い

ライブハウスはやはり低音の「圧」に特別感がある。

よしんば家で低音が出せる環境を作ったとして、間違いなく近所迷惑。

結局ヘッドホンに逃げざるを得ない。

 

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黒の締りが悪い

ライブハウス暗いので画面の多くを黒が占拠しますが、しっかり調整されたライブBDなどに比べてまだまだ白っぽい。

画面の調整である程度追い込めますが、配信に適したカメラなどまだまだ研究の途ですね。

 

ライブ配信の音をよりよく聞くための方法

私がライブ配信を観ている環境はMacを母艦として、

音 → Mac → USB DAC → プリメインアンプ → スピーカー  で音を出して

映像 → Mac → HDMIケーブル → テレビ でテレビをMacのディスプレイとして拡張して表示しています。

 

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多くのライブ配信がアプリ経由なおかげで、多くのリスナーはスマホで観演していると思われますが、スマホ内蔵のスピーカーとかAnkerのスピーカーとか劣悪な環境で聴いているんじゃないかなぁと想像しています。

テレビの画面を使う場合

コロナ禍においてテレビは猛烈に売れているそうです。その理由のひとつがライブ配信を大画面で観たいニーズだそうです。

YouTubeやブラウザで観られるライブ配信であれば、最新の多くのテレビはインターネット接続が単体でできますので、それを利用しない手はないです。

もし、テレビ本体で再生する環境がないのであれば、FireStick TVやChromecastを使って、スマホの画面をキャストするのが良さそうです。

 

 テレビでライブ配信を楽しむのであれば、このくらいのスピーカーがあるとテレビ内臓のスピーカーに比べて迫力が出てくると思います。

 

 イヤホン・ヘッドホンで聴きたい場合

Bluetoothはやめましょう。ちょっとした遅延でもライブ配信の没入感が損なわれます。

今はコンパクトなポータブルアンプがあるので、こういうの買うと良いと思います。

 

そんな中で、来週ようやくちゃんとライブハウスに行って爆音を浴びられることになりましたが、観客数は制限されてわずか25名の予定。

いつも通りのライブハウスが帰ってくるにはまだまだ時間がかかりそうだし、その日までライブハウスが残っているように支援は続けていきましょう。

ライブハウス支援まとめ - イープラス

ライブハウスはまだ開かない

最後にライブハウスに行ったのは2月9日 TSUTAYA O-WESTのSuspended 4thとNothing's Carved In Stoneの2マンでした。

毎月3回くらい仕事帰りに走ってライブハウスに通っていた生活は3ヶ月で遠い昔のことのようです。

 

緊急事態宣言が解除され再開する事業が増えていく中で、ライブハウスは最後になるとのこと。

 

この3年 親の顔よりたくさん観ている大好きなFINLANDS

大事な周年ライブ『記録博』は中止となり無観客配信ライブになることが昨日発表されました。

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とても悔しい。一番悔しいのはFINLANDSだろうけど。

やっぱり早くライブハウスに行きたい。

 

 

今年上半期のNo.1パワープレイ曲はハンブレッダーズの「ライブハウスで会おうぜ」で、聴くたびにいつも涙が浮かんできてしまいます。


ハンブレッダーズ「ライブハウスで会おうぜ」Music Video

 

多くのバンドがYoutubeで過去のライブ映像を流したり、インスタライブを催したりしていましたが、やっぱりライブハウスに行きたい。

 

バンドのVo.Gtが弾き語りで曲を演奏するのもレアな経験だけど、毎月それが観たいとは思わなくて、バンドがあって照明があって音響スタッフがいて、非日常の空間ができて、そこに自分も入るのが何よりも楽しいのです。

 

 

私は少々腹を立てています。

 

zoomインタビューの画面に映ったバンドマンが「最近のおうち時間どうしているの?」という問いに対して「酒飲んでるのにも飽きてきましたよね」だとか「あつ森にハマってます」だとか応えているのを。

 

せめて曲作りに没頭しているだとか、世界観広げるために本や映画や海外の音楽をたくさん聴いているだとか言って欲しい。

 

できるなら、数多くのライブハウスが必死に生き残ろうと企画しているチャリティーTシャツを着て画面に映り、ライブハウスを救うためのクラウドファウンディングなどがたくさん立ち上がっていることを一言でも良いからリスナーに伝えて欲しい。

 

八王子MatchBoxにホルモンがライブ動画提供したみたいにライブハウスの公式チャンネル登録して再生回数増やして欲しい。

 

もちろん秦基博さんのようにライブハウスに寄り添ってくれている音楽家もいっぱいいました。

 

チャリティーCDもいろんなレーベルが出しています。

いろんなバンドに出会えるチャンスだし、買おうぜ。

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まだライブハウスは開きません。

 

観客の私達もできうる範囲で支援をしていくから、バンドマンも今はライブハウスでは演奏しなくなった人気バンドの人達も、この素晴らしい場所が帰ってこられるようにまだまだ動いて欲しいと改めて感じた5月26日でした。

 

eplus.jp

 

Artio CR-V1は本当にスピーカーのような再生空間を表現するイヤホンか

 まるでスピーカーのような再生空間を表現するイヤホンとしてクラウドファウンディングでも話題を集めたArtioCR-V1を手に入れたので、本当に普通のイヤホンと違うのか聴いてみました。

 

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Artio CR-V1の音質はどうか

Artio CR-V1の特徴は、左のイヤホンに右のイヤホンの音を少し混ぜ右のイヤホンに左のイヤホンの音を少し混ぜる「WARPシステム」によって空間表現をすること。

通常人間の耳は空間の中で反射された音を知覚しているのに対し、イヤホンやヘッドホンでは反射されていない音源がダイレクトに耳に入ってくるため音の立体的な出場所を認識するのが難しいとされています。そのためオーディオ趣味でもスピーカーとイヤホン・ヘッドホンは別物とされてきました。

 

本当にCR-V1はスピーカーのような頭内定位をするのか聴いてみました。

<再生環境>

DAP:SONY WALKMAN NW-ZX300  3.5mmアンバランスでの接続です。

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結論から言うと、

Artio CR-V1はスタジオ録音された楽曲を聴いてもあまり意味がないけれども、ライブ音源やライブ映像を観る時に使うと、もう他のイヤホンやヘッドホンには戻れない独特の音楽体験ができます。

 

通常のスタジオ録音の楽曲を聴いた時には、時計の4時20分と7時40分くらいの後頭部方向から音が飛んで来るイメージです。確かに通常のイヤホンとは異なる頭内定位になりました。

それは普段自宅でスピーカーを鳴らしている場合の音像とは全く別物で「スピーカーのような」という表現とは違います。

筐体のチタン合金が演出する「チタンぽい」金属感の強い高域が印象に残るイヤホンですが、私が聴くようなバンドサウンドには合いませんでした。

 

しかし一度音源をライブ音源にすると、その表情は一変します。

 

まずはSuspended4thの路上ライブ音源 『20190121』にすると、4人の立ち位置がはっきりと浮かび上がり自分も歓声を上げる聴衆に混じったかのような錯覚をします。

この音源、横断歩道の「ピコッピコッ」という電子音が入っているのですが、この音が出ているスピーカーの位置がはっきり見えます。すごい。


Suspended 4th - ストラトキャスター・シーサイド (incl.VENETZIA) [YouTube Music Sessions]

 

続いてKOTORIのシングル『RED』のカップリング曲「トーキョーナイトダイブ」のライブ音源を聴いてみます。

これ完全にライブハウスで聴いているのと同じやつだ!スピーカーの音がするというのは、自宅の据置きスピーカーのイメージでしたがライブハウスのスピーカーか!と膝打ちしました。


KOTORI - 素晴らしい世界 [YouTube Music Sessions at FUJI ROCK FESTIVAL’19 "ROOKIE A GO-GO"]

 

最後に2015年のXmasに行われた木村カエラ昭和女子大学人見記念講堂ライブ。ストリングスを交えたこの日限りの特別なアレンジを加えたライブ音源は配信限定で購入できます。

これもあの日のあのステージで聴いていた音に近い!と興奮しました。ホールの空気感や楽器の位置、観客の位置も再現されているように聴こえました。


木村カエラ - LIVE 『CHRISTMAS~Say ho-ho-ho!!~』 FLASH MOVIE

 

所有のイヤホンやヘッドホンととっかえひっかえしてみましたが、ライブ音源を聴くのにCR-V1以上に適したイヤホンはありませんでした。

さらに音楽鑑賞に限った話ではなく、ライブDVD/BDを楽しむ時やスマホで動画鑑賞するのにも相性抜群です。

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Nintendo Switchでも使ってみました。ゲームも立体的な音は大好物ですね。

 

他にもアコースティックの弾き語り音源なども空気感が出て非常に楽しめました。

Artio CR-V1は「スピーカーのようなイヤホン」というと少し広義になってしますので、「生音源の空気感を伝えるようなイヤホン」がしっくり来るキャッチコピーではないでしょうか。

 

Artio CR-V1使用感などレビュー

続いてArtio CR-V1の音質以外をレビューしていきます。

 

まずはパッケージ。さすがクリエイティブにも力を入れているArtio、初見でイヤホンが入っているとは思えません。

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内箱もクールです。CR-V1はメイド・イン・ジャパンなので海外の友人のお土産に持っていたら喜ばれそうな気がします。

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付属品はケーブル2種とイヤピースにイヤーフックです。

リケーブルが可能なのですが、イヤホン側の端子が2.5mm3極と特殊なため今の所付属品を使うか自作するしかありません。下位機種のCR-M1は1本しかケーブルがありませんが、CR-V1はシルバーと銅線の2本のケーブルが付属しています。別売りで3000円程度で追加購入も可能です。

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イヤーピースはfinalのEタイプが付属しています。

Artio CR-V1の最もネガティブなポイントは装着感が信じられないくらい悪いことで、重いハウジングが耳にフィットする構造ではないためイヤーピース選びが非常に重要です。うっかりSpinfitなど使うとスカスカになるので注意。

私はAZLA Sednafitの無印に落ち着きましたが、しっかりとホールドできるものを選ぶのが良いです。

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またSHURE掛け前提のArtio CR-V1はケーブルにワイヤーがついておらず、なかなかホールドができません。付属のイヤーフックでは心もとないので、finalのイヤーフックを使うと装着感が安定します。

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final イヤーフック クリア FI-EHACL

final イヤーフック クリア FI-EHACL

  • 出版社/メーカー: final
  • メディア: エレクトロニクス
 

 

ハウジングはずっしりと重いチタン合金。デザインはArtio RK01の方が好きです。

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写真には写っていませんが小さなベントホールがあります。イヤピース次第ではありますが、街の雑踏野中や電車内では使いにくいイヤホンなので音漏れはあまり気にしなくても良いです。

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ALO audioのポタアンRxに接続したところ、空間が急に狭まりました。当然好みによりますが上流は音場が広めのものを選ぶと良さそうです。

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 Artio CR-V1はこんな人におすすめ

 Artio CR-V1はスタジオ録音された楽曲や電子音楽とは相性が悪いですが、ライブ音源や生音源には抜群の空間表現をするイヤホンです。

ライブ映像を観る時やサラウンド表現のあるゲームなどでも他のイヤホンにない音楽体験ができます。特にライブDVD/BDをたくさん観る方におすすめです。

また通勤時や街中など騒がしい環境では使いにくいですが、室内でゆっくり音楽を楽しむ際の選択肢として有用です。

 

イヤホンマニアによる「イヤホンは使い分ける」はまさにこのCR-V1のためにあるような言葉です。あなたのイヤホンコレクションにも是非加えてください。

 

Artio CR-V1用スパイラルケーブル(1.2m) V1-CB300

Artio CR-V1用スパイラルケーブル(1.2m) V1-CB300

  • 出版社/メーカー: Artio
  • メディア: エレクトロニクス
 
Artio CR-V1用スパイラルケーブル(1.2m) V1-CB200

Artio CR-V1用スパイラルケーブル(1.2m) V1-CB200

  • 出版社/メーカー: Artio
  • メディア: エレクトロニクス
 

 

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CR-V1 付属品

付属ケーブル約1.2m(Y型) / Φ3.5mm金メッキプラグ(L型)OFC線スパイラルケーブル
(Φ2.5mm金メッキプラグ着脱式)
約1.2m(Y型) / Φ3.5mm金メッキプラグ(L型)銀メッキ線スパイラルケーブル
(Φ2.5mm金メッキプラグ着脱式)
 
TYPE EイヤーピースSS,S,L,LL(Mサイズは本体に装着)
イヤーフック、専用キャリングケース、取扱説明書、保証書

CR-V1 仕様

素材:チタン合金(フロントハウジング)、アルミニウム(センター・リアハウジング)
ドライバーユニット:Φ10mmダイナミック型
音響方式:密閉型
出力音圧レベル:105dBSPL/mW
周波数特性:20Hz~20kHz
最大入力:200mW
公称ユニットインピーダンス:32Ω
質量:約15.8(ケーブル含まず)
 

 

ポタフェス2019年冬に行ってきました

12月14日ベルサール秋葉原にて、eイヤホン主催のポータブルオーディオフェスティバル「ポタフェス」2019年冬に行ってきました。

師走よろしくバタバタしているタイミングだったので3時間弱ほどの訪問、特にお目当てなくフラッと気になったものを聴いてみました。いつもの通り短時間の感想文をTwitterに上げたものをまとめます。

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ほぼイヤホンのみの試聴で、プレーヤーはウォークマンのNW-ZX300を使いました。バランスケーブルがあるものはバランスで聴きました。(ZX300のアンバランスがへっぽこなのでそろそろ買い替えたい)

試聴曲はこのへんです。


ストラトキャスター・シーサイド / Suspended 4th


rem time rem time - yellow (OFFICIAL VIDEO)

 

F audio Project Y

だんだん煮詰まってきた感じのFaudio Project Y。ESTドライバっぽい高域ってどんなタイプの楽曲に合うのかなぁ…

 

F audio Mezzo

前回は印象に残らなかったF audio Mezzo。今回は割と好みだなぁと感じました。人間の短期記憶や耳っていい加減だなとつくづく。

 

EMPIRE EARS WRAITH

38万円くらいでしたっけ…(買えない)。見た目もカッコいいしトリプルドライバタイプの中では一番好みです。

 

AAW HALCYON

AAWの新作もトリプルハイブリッド。CANARYとの棲み分けはできそうな音作りでした。ツイートした通り、音場感が独特でした。

 

iBasso audio AM05

iBassoの新作イヤホン。軽快なリズムを刻む楽曲に合いそうです。

そういえば型番が「IT」じゃなくなったのってなんでか訊きそびれました。

 

Artio CR-V1

ArtioのWARP技術搭載イヤホンのバランス版です。Artioのイヤホンはどれもイヤピース選びが難しく、フィットさせるのが難しいなぁと感じています。未視聴でクラウドファンディング突撃した方は大丈夫なのかしら(余計なお世話)

 

AURORA 1BA

前回のポタフェスにも来ていたAURORA。すごくまとまっていて良いイヤホンだと思います。周りで試聴していた人もこの1BAタイプは良いね!と口を揃えて言っていました。

 

AURORA3

AURORAの3BAタイプは付属のSpinfitだとカッスカスな音が出るからか周りの人も顔をしかめてました。イヤピを交換すると面白い表情のイヤホンだなぁと思います。7万円は高いなと思うけど、個性的なイヤホンなので好みのジャンルに当たれば良い選択肢かも。

 

Tipsy DUNMER S

最近Penon audioのラインナップにあって気になっていたTispy。今どき珍しい低音ホンだなぁと思いました。ズンズンしたい人にはおすすめ。色味も可愛いです。

他にも無印のDUNMERとDUNMER PROのラインナップがありました。RROは2BA+1DDです。

 

64audio 試作機 K-9

詳細不明の64audio試作機も聴きました。ステージモニターっぽいイヤホンだなぁという印象でした。

 

Lark Studio Aurora

Lark Studio Auroraのです。バンドサウンドによく合う音作りのイヤホン。カスタムで6万円ちょっとということでグラっとゆらぎました。

 

Lark Studio Paradise

こちらは11万円くらい。ESTドライバを使ったイヤホンってどれも似てる気がするんですけど、工場一緒なの?

 

 JH audio Jimi

ジミヘンの名前を冠したJH audio Jimi。20万円前後。7BA と7pin端子ケーブルが付属。

スケールの大きい音源が合いそうな感じでした。JHのブースは毎回1階なんですけど、後ろでやっているイベントの音がどうしても耳に入ってくるので試聴環境で損しているよなあと思いました。

 

Brise audio TSURANA

 Brise audioから出るアナログポータブルアンプの試作機です。これに合わせるDACもなんか良いのが出ればなぁと思っています。

ようやくデッドストックのケーブルを買いました。2pinのイヤホンを買った時用にUPG001 Rh+を手に入れたのですが、この後がっかりするはめに…

 

CHIKYU-SEKAI 8/cosmo

発売が伸びて12月頃と聴いていたCHIKYU-SEKAI 2/cosmoのためにBrise audioの2Pinケーブル買ってきたのに、まだまだ先とのこと。もう出ないんじゃないかなと諦め気味です。

 

水月雨(Moondrop) S8

最近eイヤホンでも取扱がはじまったMoondropの新作です。どんどん値段が上がるポータブルオーディオ界隈で良心的な価格で良いものを出すMoondrop、今回は行列ができていました。

どっちかというとA8の方が好みでしたが、これも人気が出そうだなという感じでした。

 

 

ここ数年のポタフェス・ヘッドフォン祭の中で一番混んでいたんじゃないかなという印象でした。

試聴はしませんでしたがハイエンドメーカーからもTWSが登場していくようで、ワイヤードのイヤホンは確実に減っていきそうですね…

メーカーごとのブースなので難しいとは思いますが、1FはTWS、B1FはヘッドホンとDAP、2Fは有線みたいな区分けしてくれたら良いなぁなんて思いました。

 

無料のイベントとして作り手に苦労が目に浮かぶので感謝しつつ、今の所利用用途のない2Pinのケーブルをどうしようかなぁと悩む夜でした。

感想文終わり。

 

 

 

 

2019年 邦楽 私のベストヒット このCD33枚からこの33曲

今年もこの記事を書く季節がやってきました。

サブスクリプション全盛の2019年にあいも変わらずCD買っています。

これまではライブに行くために出演バンドのCDを買うことが多かったのですが、今年はいわゆる「予習」よりライブハウスで感じたことが大事にしようと観たことのないバンドは目撃した後ステージが良かったらCDを買って帰るというパターンに変えました。

音楽シーン全体も楽曲販売よりもライブやフェス・グッズ販売に重きが置かれるようになり、CDも「ライブ会場限定」みたいにライブハウスに来てもらうためのツールとして存在していたように感じる2019年でした。

 

世の中のヒット曲はというとKingGnuとOfficial髭男dismの大ヒットが印象的でした。

ここ3年位の邦楽シーンはテレビ番組の関ジャムがトリガーになって「国民的」なヒット曲が生まれているような印象です。テレビ以外で人気が出ているバンド(バンド以外も)はスマホアプリやSNSで共有されてヒットしていくので、一部の年代から上の人たちはサッパリ知らんという状況になっているようです。

 

さて前置きはこのくらいにして、今年1年で増えた112枚のCDの中から私が特にたくさん聴いたなと言う曲を紹介していきます。一部今年発売ではないCDも含まれていますがご容赦ください。また便宜上番号を振っていますが順位かどうかはどっちでも良いので読み手の好きに受け取ってください。

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「次にバズる」とか「ブレイクする」とか本当にどうでもよくて(当人たちにとっては収入が変わるからどうでもよくない)、音楽やバンドは生活の中に寄り添うようなものなのです。私自身は日曜日だからといって邦楽ロック好きと繋がりたいなどと思ったことは1秒もなく、ただこの記事で紹介した曲からあなたの趣向に合うバンドが見つかる機会となれば幸いです。

毎年のことですがこの記事クソ長いのではてなブックマークとかして暇な時に少しずつ読みつつ、是非曲買うなりライブ行くなりよろしくです。

 

<目次>

  • 2019年 邦楽 私のベストヒット 33~21
    • 33. mabuta「Period」
    • 32. カネヨリマサル「もしも」
    • 31. ハルカミライ「世界を終わらせて」
    • 30. the shes gone「ふたりのうた」
    • 29. ズーカラデル「漂流劇団[NY mix]」
    • 28. Toyjoy「星に願いを」
    • 27. sup「anji」
    • 26. nee「歩く花」
    • 25. FAITH「Yellow Road」
    • 24. EASTOKLAB「Firewoks」
    • 23. 緑黄色社会「にちようび」
    • 22. スカート「あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)」
    • 21. 羊文学「ソーダ水」
  • 2019年 邦楽 私のベストヒット 20~11
    • 20. kobore「ミディオーカー」
    • 19. AIRFLIP「Dear Friends」
    • 18. TETORA「今日くらいは」
    • 17. 錯乱前戦「天国ラジオ」
    • 16. The Whoops「同じバスに乗れたなら」
    • 15. SEE YOU SMILE 「Be Myself」
    • 14. Hammer Head Shark「echo」
    • 13. 塩入冬湖「雪に咲く朝の花」
    • 12. dustbox「Don't Call Me An Average Guy」
    • 11. 1st crack「FLASH」 
  • 2019年 邦楽 私のベストヒット 10~1
    • 10. KUZIRA「Backward」
    • 9. NO BRIGHT GIRL「Take Me Back」
    • 8. KOTORI「REVIVAL」
    • 7. Newspeak「Wide Bright Eyes」
    • 6. Suspended4th 「GIANTSTAMP」
    • 5. FINLANDS「USE」
    • 4. 木村カエラ「Continue」
    • 3. レイラ「音楽のある風景」
    • 2. 4brothers「Someday Somewhere」
    • 1. Cakess「Night Album」

 

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秋のヘッドフォン祭2019に行ってきました

フジヤエービック主催 秋のヘッドフォン祭2019に行ってきました。

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10月末から4日で3回ライブハウスに行っていたので、耳を守るためにもイヤホンをずっと控えていた分、フレッシュな耳で中野サンプラザへ向かいました。

 

今回視聴に使ってのは主にこれらの曲です。

イヤホンやヘッドフォンはウォークマンNW-ZX300を使い、DAPやらケーブルは1216.ears 12BA で聴きました。


Suspended 4th - GIANTSTAMP(OFFICIAL VIDEO)


cakess/Night Album (in music room)


NO BRIGHT GIRL "Take Me Back" (Official Music Video)


FINLANDS「UTOPIA」Music Video

 

ウォークマンZX300を購入してから2年ほど。DAPを新調しようと考えておりNW-ZX507が望むものではなかったため、いろいろなDAPを試聴してみました。

 

Cayin N8

 値段を考えると選択肢に入らないのですが、すごくエネルギッシュな音で欲しくなりました。N6ⅱはAndroidなので苦手でした。

Quenstyle QPM

音質面では良いなと思いましたが、操作性がいまひとつ。

 Lotoo PAW 6000

 本命です。操作性はウォークマンに次ぐ性能。

ただかなり物静かに鳴るので、あまり私の用途には合わない印象でした。むむむ…

PLENUE R2

 参考出品されていました。エントリー向けかしら。

 

Oriolus 1795

Penon audioで売っていて気になっていたBluetoothレシーバー。

商品名の通りPCM1795 DACを使っているのが特徴。ストリーミング音源がメインの人は無理にAndroidDAPを買わないでスマホを母艦にこれを使っても良いかもですね。

 

ヘッドフォン祭なのに毎回ヘッドフォンはあまり聴かないんですよね…

冬に向かってはイヤホンよりヘッドホンの方が良さそうなのですが…

そういえばDALIのヘッドホンを聴き忘れていました

beyerdynamic LAGOON ANC JP

 イヤーパッドの感じも良かったです。

SONYやBOSEで他の人とかぶるのが嫌だと言う場合には良い選択肢かもしれません。

 

MEZE RAI SOLO

ここからはイヤホンの感想です。たくさん聴きました。

期待していたMEZEの新作です。もちろんRAI Pentaの方が良いですが、3万円のイヤホンとしては人にも勧めやすい良作でした。

final MAKE1 小岩井ことりさんチューニングモデル

finalの音作りとは耳の相性が良くなかったのですが、これは良いなと思いました。

帰り途にせつない曲を聴くときに使いたいイヤホンでした。

DITA DREAM XLS

高価なイヤホンだけはある音の作りです。普段聴くジャンルによっては最高の1本になるかもしれませんね。

FIR Audio M2

S'NEXTの新規取扱いメーカーFIR Audioです。3つあるうちの2つ聴きました。

特徴的な音がするので、使い分けできそうですよ。

FIR Audio M5

FIR Audioはなかなか面白い音作りしていました。BAの位置がポイントみたいです。

ag TWS01K

finalの完全ワイヤレスライン「ag」のお披露目。

カジュアルな価格帯は音楽ファンの裾野を広げようというfinalらしい展開です。

完全ワイヤレスイヤホン市場はAirPods proみたいな強力なTWSがある状況だと、手に取りやすい価格とデザイン力が勝負になるかなーと思っています。

ag TWS02R

見た目は本当に良いです。

AMTアコースティックAPM03

おひげの紳士がいらっしゃったAMTアコースティック。

バスドラとかベースとか関係ない楽曲聴くときは面白そうなイヤホンでした。

よくわかんないこんなのも聴かせてくれました。

Oriolus Reborn LTD

Oriolusはやっぱり良いもの作るなと。ツイートはしていませんが、Oriolus Percivali JPもギターがグッとくる良いイヤホンですよね。

Victor HA-FW1500

Victorのウッドシリーズ最新作。また自動変換でバスドラがパズドラになっていますね…

CAMPFIRE AUDIO ANDROMEDA 10

CAMPFIRE AUDIOの10周年記念モデル。欲しいなと思うイヤホンでした。

CAMPFIRE AUDIO C/2019 Q4

見た目はAndoromeda10とそっくりですが、音は全く違いました。

UniqueMelody

もともとわりと好きなメーカーなんですけど、今回の試聴機と相性が悪かったのか、イヤピの問題かわかりませんがサッパリでした。

AME CUSTOM EARPHONES

多ドラ耳の私の大好物系の音でした。

AME CUSTOM EARPHONES Radioso 4Electrostatic Earphone

特殊な構成をまとめようとして普通になってしまったパターン。

audio-technica ATH-IEX1

ネットの評判あまり良くなかったように思うのですが、聴いてみたらすごく良かったです。そらあの値段で悪かったら困るし。

tralucent audio 1plus 2.3 

この次のイヤホンへの助走です。

tralucent audio Ref GEN 3

スピーカーのバイワイヤリング接続をイヤホンでやっちゃった感じで、LOWとHIGHを別々のチャンネルに分けてしまっている変態イヤホンです。楽曲は聴いたことがないやつを爆音で聴いたので正確な評価はできないんですけど、「す、すげぇ…」みたいなイヤホンでした。

変態です。

Faudio Mezzo/Scale

Scaleは好きです(値段以外)

CHIKYU-SEKAI cosmo/5

前回のヘッドフォン祭で惚れ込んだイヤホン。ようやく発売が見えてきました。絶対買う。

試作機のcosmo/8はまだ発展途上中という感じでした。

CHIKYU-SEKAI MSX

CHIKYU-SEKAIは私好み過ぎて散財しそうです。

Brise audio ASUHA Rh2+

ASUHAからYAYONOに寄せたモデル。欲しい!欲しい!

デッドストック買いたかったけど端子が合わず断念!

 

 

連休の中日ということもあってかほぼ並ばなくてよいヘッドフォン祭でした。聴き忘れも多分にありましたがここに書いていないもの含めて40種類くらい視聴できて満足です。

次に買うDAPは決まりませんでしたが、CHIKYU-SEKAI cosmoの決定版が聴けたので心晴れやか。

いい夢観られますように。各メーカー、代理店、フジヤのみなさま良い機会ありがとうですよ。