今年はVR元年!ということで
VR Oculus Rift や PS VR や HTC Vive やらと一斉に開花した感じ でしたね
思い起こせば2010年に3D元年として一気に次世代のテレビの形!として持ち上げられた3Dテレビ
蓋を開けてみれば全く流行らずにいつの間にかフェードアウトしてしまいました
この時の教訓がVRに生かされていて、大きなムーブメントになったのかなと思います
さて、今日はそんなブームのVRじゃなくて
消えていった3Dテレビのお話です
3Dテレビはなぜ消えたか
よく言われている3Dテレビが流行らなかった理由
- 3Dメガネが高い(アクティブシャッター式の場合ね)
- 普段メガネかけている人は使いづらい
- 寝っ転がりながら観られない
- 3D酔いする
まぁそうなるけど、これってVRも一緒ですよね
VRなんてPCやPS4とか買うこと考えればもっと高価だし
一番言われているのは
「コンテンツの少なさ」
近所のTSUTAYAに行ったら、3DコンテンツのあるBDってアリス・イン・ワンダーランドしかなかったんですよね
当初から「コンテンツが少ない」を連呼されて、買う前から猛烈なネガティブキャンペーンが貼られていたように思います
新しい娯楽が出るって時に、なんでわざわざ悪い方面ばかりをクローズアップしていたのか理解不能でした
このコンテンツが少ない問題に関しては後ほど反駁するとして、
VRはここが3Dテレビの時と違うんですよね
高速通信とSNSとその他もろもろで、インターネットがメディアとしてテレビより強くなって
配信ビジネスが中心になってきた今、コンテンツなんて個人でも企業でも発信しまくれるし
もうみんなPSVRが出る頃には「VR ALL READY」状態だったわけです
そもそも3DとVRなんて親戚みたいなもんだし、時代が変わればこうも変わるんだなぁとしみじみ思いながら番茶をすすっています
今更3Dメガネを買ってみましたが…
で、ですよ
我が家のテレビは3D対応なのですが、3Dメガネが付属していなかったので3D使っていなかったんですが、何を思ったか今更買っちゃいましたパナソニック 3Dメガネ TY-EW3D3MW
発売当初に比べると半額くらいでした
パナソニック アクティブシャッター方式 3Dグラス Mサイズ TY-EW3D3MW
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2011/09/09
- メディア: エレクトロニクス
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
お、なんだかいいじゃんいいじゃん軽いじゃん!と意気揚々試そうとした所…
充電できない…
パナのサポセンに電話したりなんだりしたけど、結局ダメ
初期不良で返品して(このやりとりもめちゃくちゃ大変だった)
別のマーケットプレイスから書い直しました
充電できない…
ようするに、充電池が自然放電もうダメになっているんですね
TY-EW3D3MWの流通在庫はもうおそらく全部ダメなわけです
たった5年前の製品で、新品未開封で自然放電で動かない充電池ってのもどうなんだろうなと、こういう最初はいいけどどうせ長く使わないでしょ?みたいな姿勢で製品開発しているから日本の家電メーカーはどんどん国内で評判悪くなるんだと思いましたハイ
で、ボタン電池のメガネにしようと思ったら
我が家のWoooは赤外線方式なので、ボタン電池で動く3DメガネはBluetooth専用で使えないらしい
なんじゃそりゃアホらしい そりゃ流行らんわ
匙を投げかけましたが、ココまで来たらということで
更に一年前の初期型・旧モデルをお取寄せです!
パナソニック アクティブシャッター方式 3Dグラス Mサイズ TY-EW3D2MW
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2010/08/27
- メディア: エレクトロニクス
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
まず箱がデカイ&野暮ったい(さすがパナ)
立派なメガネケースが付いている
こいつ… 充電が…
できるぞ!
まぁよくある話で、コストダウンした普及機より最初のモデルが1番素材とかの質も良かったりするんですよね
これでようやく観られる!と充電して装着!
はい、メガネ on メガネ無理~
そりゃ流行らんわ!家に帰ったらコンタクト外すわ!
ワタシ、視力0.1なんですがスマホを入れるタイプのVRは裸眼でいけるんですよね
この辺もVRが3Dから学んだ教訓なのかなぁとしみじみ番茶を(以下略
ようやく観られる環境になりました
前段が長かった…
早速観てみる
とりあえず、ちゃんとした3Dコンテンツを観てみようということで
IQUEENのBDを観てみました
まぁ、不自然な飛び出方するよね
3Dっぽく作ろう!とすると誇張された表現になっちゃうんでしょう
すでにVRを体験した後では「ふ~ん」という感じ(楽しいけど)
特定の部分が「飛び出て見える」の3Dから、「3D空間の中へ没入」のVRに進化するのは自明の理ですね
3Dがちゃんとブームになっていれば撮影する環境も揃って、進化していったでしょうから
中途半端なものだけが少量残ってしまったというのは勿体ないことですね
実はコンテンツは少なくなかった
3Dテレビ・3Dメガネがあってもコンテンツがなければ…
と散々言われてきたし、結局今回も手元にあるコンテンツはついでに買ったIQUEENだけ
TSUTAYAに行ってもほとんどない…
だいたい3Dテレビの導入時もこのコンテンツない問題が流行らなかった1番の理由だと思っているんですが
実は、あるんですよ
ものすごいたくさん
しかも、すでに持っているコンテンツが
そう 2D→3D変換機能 をつかえば
※アクティブシャッター方式の3Dテレビかつその機能がついているテレビだけね
ようするに、普通の2Dのコンテンツを3Dっぽくする機能です
あくまでも「っぽく」なのでそんなに飛び出て見えることはなくて、
なんだか立体感があるような気がする…レベルです
そう 地上波のコンテンツで 使っているだけなら
コレに使おう2D→3D変換
この2D→3D変換機能、静止画に使うと結構スゴいんすよ!
SDカードぶっ挿して、自分で撮った写真(自分で撮ってなくてもいいけど)を
2D→3D変換してみると…
ああ!立体感!写真に立体感!!楽しい!
これは新しい写真の楽しみ方ですね、ワタシ大満足!
まだまだ使える2D→3D変換
どうやら2D→3D変換は動画ではそれほどうまく機能しないけれど静止画はいけるらしい
そうなったら写真の次はアレですね
はい、PCのミラーリング
↓これでミラーリングしています
ああ!ブラウザが!と、飛び出ちゃう!
インターネッツとの相性も良さそうです(すごい目が疲れるけど)
写真ブログなんか観てたらホント楽しいですね(すごい目が疲れるけど)
実は使えないこともない3Dテレビ
結局は「でもコンテンツ少ないんでしょ?」と使ってもいないのにドヤ顔論者がいっぱいいたせいで衰退してしまったんだなと改めて実感
新MBPのTouch Barも使ってもいないくせに使えなーい!とか言っていませんか(言っています)
信憑性のない口コミに「ウンウン」と頷かずに、自分の五感で確かめねばならぬなと思った次第です、ハイ
なんか掘り出し物の3D BDを探そうと思いつつ
VRが3Dテレビの二の舞いにならないよう祈る金曜の夜でした
PlayStation VR PlayStation Camera同梱版
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2016/10/13
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (10件) を見る