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ひたすら音楽に向き合えるDAP Lotoo PAW6000 レビュー

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これまでSONYのウォークマンNW-ZX300を使ってきましたが、より良い音楽体験を得るためにDAPの買い替えをすることを決めました。

様々な機種を比較検討した結果、中国の放送用機器を製造するINFOMEDIA社のポータブルオーディオプレーヤーブランドLotooが2019年に発売したPAW6000を今年の1月に購入しました。すっかりレビュー記事を書くのを忘れていましたが、9ヶ月ほど使い込んだので感想文を残しておきます。

 

まずは結論から。

Lotoo PAW6000はこんな人に向けたDAPです。

  • 有線接続でイヤホンを使う人向け
  • ストリーミングではなくローカルの音楽ファイル再生向け
  • ド派手なデジタルミュージックよりも生楽器で演奏された曲向け

 

Lotoo PAW6000 レビュー

Lotoo PAW6000は2018年に発売されたPAW GOLD TOUCHの弟分とも言えるプレーヤーです。

Lotoo PAW6000とPAW GOLD TOUCHの主な違いはDACチップの違いと出力です。

もしもあなたがヘッドホンをメインに使うのであればPAW GOLD TOUCHの方が優れた選択肢でしょう。もちろん価格が2.5倍違うことも考慮しないといけません。

また再生可能時間も異なります。毎日の充電が面倒なのであればPAW6000を選ぶ理由になります。

 

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ヘッドフォン・ライン出力端子は3.5mmのアンバランスと4.4mmのバランスです。

ウォークマンNW-ZX300を使っていると露骨にバランス接続のほうが良好な結果が得られるように調整されていますが、PAW6000はアンバランスでもバランスでもどちらも音楽に没頭できました。もちろんそれぞれに差異はありますが好みの問題でしょう。あなたが今気に入っている3.5mm3極プラグのヘッドホンやケーブルを使っているのであればわざわざ4.4mm5極のものに買い換える必要はありません。

 

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PAW6000の最大出力は300mWで、これはPAW GOLD TOUCHの500mWに劣りますが、私が愛用しているインピーダンス32Ωの Mitchell and Johnson JP1でも気持ちよく鳴らすことができました。これはウォークマンNW-ZX300を利用した場合に比べて顕著なアップデートで、ポータブルアンプを使わなくてもある程度のヘッドホンの実力を引き出すことができそうです。

 

Lotoo PAW6000の音質レビュー

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肝心なPAW6000の音質の評価を早めにしておきます。

 

初めてPAW6000で曲を聴いたときには少し戸惑いがありました。とても地味なサウンドだったからです。

いつも聞き慣れたバンドの立ち位置を一度リセットして、真っ暗なステージにそれぞれの演奏がわかるように丁寧に再配置をしたような感覚でした。

とても静かなステージに間隔を置いて演奏者が立っているイメージです。

これに慣れてくると、その空間はそれぞれの楽器の音を細かく聞き取れることができ、心地よくなりました。

 

やや遠くから音が流れてくるようなPAW6000の音が少し苦手だという場合には、エフェクトを活用しましょう。

特に「Headphone」のエフェクトは、ボーカルや楽器が一歩前に寄ってくるイメージになりロックバンドの曲を聴くのにおすすめです。

 

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例えば兵庫のポストロックバンド EMIRIの「oyasumi」

www.youtube.com左右のギターはあまりにも明瞭で頭上で鳴るハイハットの音は澄んでいて、芯に残るベースは淡々とリズムを残してくれます。

 

例えば日本のエモシーンの重要バンド The Firewood Projectの「Ghost」

www.youtube.com

エモらしいギターアンサンブルがまるでステージを観ているかのようにハッキリと像を結んでくれます。

 

例えば上白石萌歌、adieuにFINLANDSの塩入冬湖が楽曲提供した「よるのあと」

www.youtube.comあまりにもストレートなその声は印象的に残り、ときに最初のブリッジが終わった後の静寂は息を呑むよう。

 

そしてこれはもしかすると良くないことなのかもしれないのですが、PAW6000は音量を上げてもうるさくないのです。

殆どのプレーヤーは音量を上げ、いわゆる爆音の状態だと耳が痛くなりとてもではないが聴いていられなくなりますが、PAW6000は音量を上げてもまるで耳が痛くならないし音は破綻するどころか楽器の音はより鮮明になるのです。

ただこれは難聴のリスクを高めてしまうので、いくらより良い音を求めるのだとしても控えなければなりません。

 

Lotoo PAW6000のBluetooth接続

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Lotoo PAW6000はBluetooth4.2による接続が可能です。

コーデックはSBCのみで、スマホなどとのBluetoothレシーバーとしても働きます。

 

Lotoo PAW6000のBluetoothによる接続時の音質にはがっかりしました。

もしあなたがiPhoneを持っているのであれば、Bluetooth接続したイヤホンはiPhoneで使ったほうが良好な音質を得られます。

 

Lotoo PAW6000に使うイヤホンやヘッドホンは有線であるべきです。

 

<追記>

ファームウェアのアップデートでLDACでの接続が可能になりました。

LDAC接続時の音質は良好です。

 

Lotoo PAW6000の発熱

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Lotoo PAW6000は購入すると革のケースが付属しています。

このケースに入れて使用していた限り、Lotoo PAW6000は夏場に手で持ちながら聴くのはやめておいたほうが良い程度には発熱します。

それは「熱い」とまではいかないが「温かい」とは感じるものです。

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携帯性にすぐれたウォークマンNW-ZX300に比べると厚みがあるので、ズボンのポケットに入れるのにはあまり適していないようです。

 

 Lotoo PAW6000の操作感

Lotoo PAW6000は本体の起動がわずか2秒ととても早く、操作もしやすいプレーヤーです。

 

タッチパネルはスマホと同じ感覚で操作するとやや感度が低く感じますが、概ね迷うことなく操作することができます。

操作しているところを動画に録ったので合わせて御覧ください。

www.youtube.com

Lotoo PAW6000の楽曲管理とプレイリスト

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Lotoo PAW6000には内蔵ストレージがありません。microSDカードに楽曲を入れて持ち運びます。

あなたが内蔵HDDとmicroSDカードの音質差を機敏に感じ取れるのであれば、精神衛生上PAW6000は選ばないほうが良いかもしれません。

 

PCから楽曲を転送するにあたって専用の転送ソフトは付属しません。

私はiTunesで管理をしていますが、MUSICフォルダからアーティスト名のフォルダをmicroSDカードのMUSICフォルダへドラッグ&ドロップしています。

 

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 「THE」から始まるアーティストと「The」から始まるアーティスト「the」から始めるアーティストは区別して表示されます。

それ以外の日本語への対応は万全で、文字が簡体になるなどの不具合はありません。

 

 

アーティストや曲を検索する際に、スクロール・スライドバーの動きは一定でなかなか下までたどり着けない場合は、画面上部を下へフリックすると検索窓が現れます。

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この検索は非常に速く・賢く、アーティストとアルバム・曲をそれぞれを別に検索してくれます。

 

一方で、PAW 6000はプレイリスト管理がPCと連動させにくい欠点があります。

PAW6000のプレイリスト形式は

  • 文字コード:UTF-8
  • 拡張子:.m3u
  • パス表記:相対パス

iTunesのプレイリスト形式は、PCの絶対パスを表記しているため、何らかのエディタを使って加工する必要があります。


ウォークマンのプレイリストは相対パスですが、iTunesからプレイリストをインポートできるため「Content Transfer」を使って一度ウォークマンにプレイリストを移したmicroSDカードをPAW6000に戻してはどうかと考えましたがこれは適当ではありませんでした。

  • ウォークマン本体を接続しないとインポートできない
  • そもそもmacOS CatalinaにContent Transferが対応していない

 

他にもいくつかプレイリストを移す術を考えましたが、いずれにしても手間がかかりました。結局プレイリストを作成するのであればPAW6000本体で作成するのが最も合理的な方法です。その際は再生キューの機能を使うのが便利です。

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アーティスト・アルバム・曲いずれかの「次の再生」を予約することができます。

こうして登録した楽曲を再生します。プレイリスト作成が目的であればもちろん最後まで聴かずにスキップしても構いません。

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そうするとプレイリストの右タブ「最近再生した曲」の中に曲が表示されますので、画面右上のリストアイコンをタップして、プレイリストに入れたい曲にチェックを入れ、画面下部に表示される「プレイリストに追加」を押すだけです。

 

Lotoo PAW6000はこんな人におすすめ

Lotoo PAW6000はとても静かな空間の中で演奏一つ一つを感じながら聴くことができる優秀なプレーヤーです。

 

Bluetooth接続は可能なもののその音質には期待ができないので、有線のイヤホンがもっとも適した相棒ですが、それほど出力を要求しないヘッドホンでも快適に音楽を楽しむことができます。

 

ストリーミング再生には全く対応していないので、レガシーなCDメディアやダウンロード楽曲を中心に聴いていることが前提です。

 

保有している音楽ファイルを有線のイヤホンでじっくり聴く。

そんなシンプルな使い方を求めているのであればPAW6000がきっと気に入ります。

もちろん私もPAW6000を非常に気に入っています。

 

あなたのDAP選びの一助になれば。

 

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Lotoo PAW6000の仕様

対応フォーマット DSD64/128/256 DFF / DSF / ISO
PCM 44.1-768kHz FLAC / APE / WAV / AAC
ALAC / MP3 / M4A / WavePack / OGG
DACチップ AKM4493EQ
ヘッドフォン・オペアンプ OPA1622
USB USB3.1 Type-C
ストレージ micro SDカード(2TB最大)
バッテリー容量 5200mAh
Bluetooth対応コーデック SBC
サイズ 112×65×18mm(突起物を含まず)
重量 225g

バランス・ヘッドフォン出力(4.4mm)
 
周波数特性 +0.004/-0.254 dB (20~20kHz)
THD+N 0.00022% @1kHz(20~20kHz, A-weight, No load)
S/N比 121dB(20~20kHz,A-weight)
出力レベル +12dBu(high gain) -5.6dBu(low gain)
チャンネル・セパレーション -135dB
ダイナミック・レンジ 122dB@1kHz (20~20kHz,A-weight)
ノイズフロア -120dBu
最大出力 300mW/Ch(32Ohm Load)

アンバランス・ヘッドフォン出力(3.5mm)
 
周波数特性 +0.005/-0.259 dB (20~20kHz)
THD+N 0.00025% @1kHz(20~20kHz, A-weight, no load)
S/N比 121dB (20~20kHz,A-weight)
出力レベル +12dBu(high gain) -5.6dBu(low gain)
チャンネル・セパレーション -120dB
ダイナミック・レンジ 122dB@1kHz (20~20kHz,A-weight)
ノイズフロア -118dBu
最大出力 300mW/Ch(32Ohm Load)

バランス・ライン出力(4.4mm)
 
周波数特性 +0.004/-0.254 dB (20~20kHz)
THD+N 0.00022% @1kHz(20~20kHz, A-weight, no load)
S/N比 121dB (20~20kHz,A-weight)
出力レベル +8.24dBu/+4.0dBu/0dBu
チャンネル・セパレーション -135dB
ダイナミック・レンジ 122dB@1kHz (20~20kHz,A-weight)
ノイズフロア -120dBu

アンバランス・ライン出力(3.5mm)
 
周波数特性 +0.005/-0.259 dB (20~20kHz)
THD+N 0.00025% @1kHz(20~20kHz, A-weight, no load)
S/N比 121dB (20~20kHz,A-weight)
出力レベル +8.24dBu/+4.0dBu/0dBu
チャンネル・セパレーション -120dB
ダイナミック・レンジ 122dB@1kHz (20~20kHz,A-weight)
ノイズフロア -118dBu
   

 

ライブ配信の良いところ悪いところ

半年以上ライブハウスから遠ざかっていますが、我々観客はライブハウスに行けなくなったからと行って生きているけれども、スタッフ・演者の方々は大変な苦労を続けていることだろうと想像しています。

 

その中で日常になってきたのがライブ配信。

私も↓のアプリ・プラットフォームを使ってちょいちょい観ています。

  • YouTube
  • Instagram
  • Jフェス
  • Qumomee
  • StreemPass
  • Thumva

YoutubeとInstagramは拡散力が強く、演奏最中にもリスナーを呼んで来られるところが良いですが、集客力がある演者じゃないと儲からない印象。

それ以外はクローズな環境ですので、続けていく中で損益見えてくるのかなという感じ。

それぞれ試行錯誤が続いている状況ですが、ライブ配信に関して観客目線で個人的な良し悪しをまとめていきます。

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ライブ配信の良いところ

遠方からも参加できる

インターネット環境さえあればどんな場所からも参加できる。地方民歓喜のはず。

 なんなら帰宅中の電車内でも参加できる。

 

ご飯食べながら観られる

ドリンクカウンター行かなくても、用意しておけばお酒飲み放題で楽しい。

 

合唱団がいない

となりで大声&ダミ声で唄う観客がいない。

メジャーな演者ほど顕著。

キッズもいなくて平和。お布団が近くにあれば人に迷惑かけずにダイブもできる。

 

参加性がある

今は主にコメントだが、ライブに参加できるようなアクションが考えられる。

なお私はコメントは非表示にしている。コメント打ってる暇あったら全神経尖らせて音楽聴きたい派。

 

時間通りに始まる

開場から演奏開始までのタイムラグが非常に少ない。

あとここ5年100回くらいライブハウスに行って、開演時間ちょうどに演奏はじまったライブがたったの1回です。やればできるぞ。

 

ライブ配信の悪いところ

 日常が隣りにある

自宅で観ているせいで非日常性が薄い。同居人の生活音など気になる。

 

VRグラスとかで観たら良いのかもしれない。没入性はキーワード。

 

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回線の強さが必要

回線の強さが非常に大事。我が家では最高品質だと止まる。

5Gはやく。

 

低音が弱い

ライブハウスはやはり低音の「圧」に特別感がある。

よしんば家で低音が出せる環境を作ったとして、間違いなく近所迷惑。

結局ヘッドホンに逃げざるを得ない。

 

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黒の締りが悪い

ライブハウス暗いので画面の多くを黒が占拠しますが、しっかり調整されたライブBDなどに比べてまだまだ白っぽい。

画面の調整である程度追い込めますが、配信に適したカメラなどまだまだ研究の途ですね。

 

ライブ配信の音をよりよく聞くための方法

私がライブ配信を観ている環境はMacを母艦として、

音 → Mac → USB DAC → プリメインアンプ → スピーカー  で音を出して

映像 → Mac → HDMIケーブル → テレビ でテレビをMacのディスプレイとして拡張して表示しています。

 

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多くのライブ配信がアプリ経由なおかげで、多くのリスナーはスマホで観演していると思われますが、スマホ内蔵のスピーカーとかAnkerのスピーカーとか劣悪な環境で聴いているんじゃないかなぁと想像しています。

テレビの画面を使う場合

コロナ禍においてテレビは猛烈に売れているそうです。その理由のひとつがライブ配信を大画面で観たいニーズだそうです。

YouTubeやブラウザで観られるライブ配信であれば、最新の多くのテレビはインターネット接続が単体でできますので、それを利用しない手はないです。

もし、テレビ本体で再生する環境がないのであれば、FireStick TVやChromecastを使って、スマホの画面をキャストするのが良さそうです。

 

 テレビでライブ配信を楽しむのであれば、このくらいのスピーカーがあるとテレビ内臓のスピーカーに比べて迫力が出てくると思います。

 

 イヤホン・ヘッドホンで聴きたい場合

Bluetoothはやめましょう。ちょっとした遅延でもライブ配信の没入感が損なわれます。

今はコンパクトなポータブルアンプがあるので、こういうの買うと良いと思います。

 

そんな中で、来週ようやくちゃんとライブハウスに行って爆音を浴びられることになりましたが、観客数は制限されてわずか25名の予定。

いつも通りのライブハウスが帰ってくるにはまだまだ時間がかかりそうだし、その日までライブハウスが残っているように支援は続けていきましょう。

ライブハウス支援まとめ - イープラス

ライブハウスはまだ開かない

最後にライブハウスに行ったのは2月9日 TSUTAYA O-WESTのSuspended 4thとNothing's Carved In Stoneの2マンでした。

毎月3回くらい仕事帰りに走ってライブハウスに通っていた生活は3ヶ月で遠い昔のことのようです。

 

緊急事態宣言が解除され再開する事業が増えていく中で、ライブハウスは最後になるとのこと。

 

この3年 親の顔よりたくさん観ている大好きなFINLANDS

大事な周年ライブ『記録博』は中止となり無観客配信ライブになることが昨日発表されました。

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とても悔しい。一番悔しいのはFINLANDSだろうけど。

やっぱり早くライブハウスに行きたい。

 

 

今年上半期のNo.1パワープレイ曲はハンブレッダーズの「ライブハウスで会おうぜ」で、聴くたびにいつも涙が浮かんできてしまいます。


ハンブレッダーズ「ライブハウスで会おうぜ」Music Video

 

多くのバンドがYoutubeで過去のライブ映像を流したり、インスタライブを催したりしていましたが、やっぱりライブハウスに行きたい。

 

バンドのVo.Gtが弾き語りで曲を演奏するのもレアな経験だけど、毎月それが観たいとは思わなくて、バンドがあって照明があって音響スタッフがいて、非日常の空間ができて、そこに自分も入るのが何よりも楽しいのです。

 

 

私は少々腹を立てています。

 

zoomインタビューの画面に映ったバンドマンが「最近のおうち時間どうしているの?」という問いに対して「酒飲んでるのにも飽きてきましたよね」だとか「あつ森にハマってます」だとか応えているのを。

 

せめて曲作りに没頭しているだとか、世界観広げるために本や映画や海外の音楽をたくさん聴いているだとか言って欲しい。

 

できるなら、数多くのライブハウスが必死に生き残ろうと企画しているチャリティーTシャツを着て画面に映り、ライブハウスを救うためのクラウドファウンディングなどがたくさん立ち上がっていることを一言でも良いからリスナーに伝えて欲しい。

 

八王子MatchBoxにホルモンがライブ動画提供したみたいにライブハウスの公式チャンネル登録して再生回数増やして欲しい。

 

もちろん秦基博さんのようにライブハウスに寄り添ってくれている音楽家もいっぱいいました。

 

チャリティーCDもいろんなレーベルが出しています。

いろんなバンドに出会えるチャンスだし、買おうぜ。

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まだライブハウスは開きません。

 

観客の私達もできうる範囲で支援をしていくから、バンドマンも今はライブハウスでは演奏しなくなった人気バンドの人達も、この素晴らしい場所が帰ってこられるようにまだまだ動いて欲しいと改めて感じた5月26日でした。

 

eplus.jp

 

Artio CR-V1は本当にスピーカーのような再生空間を表現するイヤホンか

 まるでスピーカーのような再生空間を表現するイヤホンとしてクラウドファウンディングでも話題を集めたArtioCR-V1を手に入れたので、本当に普通のイヤホンと違うのか聴いてみました。

 

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Artio CR-V1の音質はどうか

Artio CR-V1の特徴は、左のイヤホンに右のイヤホンの音を少し混ぜ右のイヤホンに左のイヤホンの音を少し混ぜる「WARPシステム」によって空間表現をすること。

通常人間の耳は空間の中で反射された音を知覚しているのに対し、イヤホンやヘッドホンでは反射されていない音源がダイレクトに耳に入ってくるため音の立体的な出場所を認識するのが難しいとされています。そのためオーディオ趣味でもスピーカーとイヤホン・ヘッドホンは別物とされてきました。

 

本当にCR-V1はスピーカーのような頭内定位をするのか聴いてみました。

<再生環境>

DAP:SONY WALKMAN NW-ZX300  3.5mmアンバランスでの接続です。

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結論から言うと、

Artio CR-V1はスタジオ録音された楽曲を聴いてもあまり意味がないけれども、ライブ音源やライブ映像を観る時に使うと、もう他のイヤホンやヘッドホンには戻れない独特の音楽体験ができます。

 

通常のスタジオ録音の楽曲を聴いた時には、時計の4時20分と7時40分くらいの後頭部方向から音が飛んで来るイメージです。確かに通常のイヤホンとは異なる頭内定位になりました。

それは普段自宅でスピーカーを鳴らしている場合の音像とは全く別物で「スピーカーのような」という表現とは違います。

筐体のチタン合金が演出する「チタンぽい」金属感の強い高域が印象に残るイヤホンですが、私が聴くようなバンドサウンドには合いませんでした。

 

しかし一度音源をライブ音源にすると、その表情は一変します。

 

まずはSuspended4thの路上ライブ音源 『20190121』にすると、4人の立ち位置がはっきりと浮かび上がり自分も歓声を上げる聴衆に混じったかのような錯覚をします。

この音源、横断歩道の「ピコッピコッ」という電子音が入っているのですが、この音が出ているスピーカーの位置がはっきり見えます。すごい。


Suspended 4th - ストラトキャスター・シーサイド (incl.VENETZIA) [YouTube Music Sessions]

 

続いてKOTORIのシングル『RED』のカップリング曲「トーキョーナイトダイブ」のライブ音源を聴いてみます。

これ完全にライブハウスで聴いているのと同じやつだ!スピーカーの音がするというのは、自宅の据置きスピーカーのイメージでしたがライブハウスのスピーカーか!と膝打ちしました。


KOTORI - 素晴らしい世界 [YouTube Music Sessions at FUJI ROCK FESTIVAL’19 "ROOKIE A GO-GO"]

 

最後に2015年のXmasに行われた木村カエラ昭和女子大学人見記念講堂ライブ。ストリングスを交えたこの日限りの特別なアレンジを加えたライブ音源は配信限定で購入できます。

これもあの日のあのステージで聴いていた音に近い!と興奮しました。ホールの空気感や楽器の位置、観客の位置も再現されているように聴こえました。


木村カエラ - LIVE 『CHRISTMAS~Say ho-ho-ho!!~』 FLASH MOVIE

 

所有のイヤホンやヘッドホンととっかえひっかえしてみましたが、ライブ音源を聴くのにCR-V1以上に適したイヤホンはありませんでした。

さらに音楽鑑賞に限った話ではなく、ライブDVD/BDを楽しむ時やスマホで動画鑑賞するのにも相性抜群です。

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Nintendo Switchでも使ってみました。ゲームも立体的な音は大好物ですね。

 

他にもアコースティックの弾き語り音源なども空気感が出て非常に楽しめました。

Artio CR-V1は「スピーカーのようなイヤホン」というと少し広義になってしますので、「生音源の空気感を伝えるようなイヤホン」がしっくり来るキャッチコピーではないでしょうか。

 

Artio CR-V1使用感などレビュー

続いてArtio CR-V1の音質以外をレビューしていきます。

 

まずはパッケージ。さすがクリエイティブにも力を入れているArtio、初見でイヤホンが入っているとは思えません。

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内箱もクールです。CR-V1はメイド・イン・ジャパンなので海外の友人のお土産に持っていたら喜ばれそうな気がします。

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付属品はケーブル2種とイヤピースにイヤーフックです。

リケーブルが可能なのですが、イヤホン側の端子が2.5mm3極と特殊なため今の所付属品を使うか自作するしかありません。下位機種のCR-M1は1本しかケーブルがありませんが、CR-V1はシルバーと銅線の2本のケーブルが付属しています。別売りで3000円程度で追加購入も可能です。

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イヤーピースはfinalのEタイプが付属しています。

Artio CR-V1の最もネガティブなポイントは装着感が信じられないくらい悪いことで、重いハウジングが耳にフィットする構造ではないためイヤーピース選びが非常に重要です。うっかりSpinfitなど使うとスカスカになるので注意。

私はAZLA Sednafitの無印に落ち着きましたが、しっかりとホールドできるものを選ぶのが良いです。

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またSHURE掛け前提のArtio CR-V1はケーブルにワイヤーがついておらず、なかなかホールドができません。付属のイヤーフックでは心もとないので、finalのイヤーフックを使うと装着感が安定します。

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final イヤーフック クリア FI-EHACL

final イヤーフック クリア FI-EHACL

  • 出版社/メーカー: final
  • メディア: エレクトロニクス
 

 

ハウジングはずっしりと重いチタン合金。デザインはArtio RK01の方が好きです。

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写真には写っていませんが小さなベントホールがあります。イヤピース次第ではありますが、街の雑踏野中や電車内では使いにくいイヤホンなので音漏れはあまり気にしなくても良いです。

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ALO audioのポタアンRxに接続したところ、空間が急に狭まりました。当然好みによりますが上流は音場が広めのものを選ぶと良さそうです。

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 Artio CR-V1はこんな人におすすめ

 Artio CR-V1はスタジオ録音された楽曲や電子音楽とは相性が悪いですが、ライブ音源や生音源には抜群の空間表現をするイヤホンです。

ライブ映像を観る時やサラウンド表現のあるゲームなどでも他のイヤホンにない音楽体験ができます。特にライブDVD/BDをたくさん観る方におすすめです。

また通勤時や街中など騒がしい環境では使いにくいですが、室内でゆっくり音楽を楽しむ際の選択肢として有用です。

 

イヤホンマニアによる「イヤホンは使い分ける」はまさにこのCR-V1のためにあるような言葉です。あなたのイヤホンコレクションにも是非加えてください。

 

Artio CR-V1用スパイラルケーブル(1.2m) V1-CB300

Artio CR-V1用スパイラルケーブル(1.2m) V1-CB300

  • 出版社/メーカー: Artio
  • メディア: エレクトロニクス
 
Artio CR-V1用スパイラルケーブル(1.2m) V1-CB200

Artio CR-V1用スパイラルケーブル(1.2m) V1-CB200

  • 出版社/メーカー: Artio
  • メディア: エレクトロニクス
 

 

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CR-V1 付属品

付属ケーブル約1.2m(Y型) / Φ3.5mm金メッキプラグ(L型)OFC線スパイラルケーブル
(Φ2.5mm金メッキプラグ着脱式)
約1.2m(Y型) / Φ3.5mm金メッキプラグ(L型)銀メッキ線スパイラルケーブル
(Φ2.5mm金メッキプラグ着脱式)
 
TYPE EイヤーピースSS,S,L,LL(Mサイズは本体に装着)
イヤーフック、専用キャリングケース、取扱説明書、保証書

CR-V1 仕様

素材:チタン合金(フロントハウジング)、アルミニウム(センター・リアハウジング)
ドライバーユニット:Φ10mmダイナミック型
音響方式:密閉型
出力音圧レベル:105dBSPL/mW
周波数特性:20Hz~20kHz
最大入力:200mW
公称ユニットインピーダンス:32Ω
質量:約15.8(ケーブル含まず)
 

 

ポタフェス2019年冬に行ってきました

12月14日ベルサール秋葉原にて、eイヤホン主催のポータブルオーディオフェスティバル「ポタフェス」2019年冬に行ってきました。

師走よろしくバタバタしているタイミングだったので3時間弱ほどの訪問、特にお目当てなくフラッと気になったものを聴いてみました。いつもの通り短時間の感想文をTwitterに上げたものをまとめます。

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ほぼイヤホンのみの試聴で、プレーヤーはウォークマンのNW-ZX300を使いました。バランスケーブルがあるものはバランスで聴きました。(ZX300のアンバランスがへっぽこなのでそろそろ買い替えたい)

試聴曲はこのへんです。


ストラトキャスター・シーサイド / Suspended 4th


rem time rem time - yellow (OFFICIAL VIDEO)

 

F audio Project Y

だんだん煮詰まってきた感じのFaudio Project Y。ESTドライバっぽい高域ってどんなタイプの楽曲に合うのかなぁ…

 

F audio Mezzo

前回は印象に残らなかったF audio Mezzo。今回は割と好みだなぁと感じました。人間の短期記憶や耳っていい加減だなとつくづく。

 

EMPIRE EARS WRAITH

38万円くらいでしたっけ…(買えない)。見た目もカッコいいしトリプルドライバタイプの中では一番好みです。

 

AAW HALCYON

AAWの新作もトリプルハイブリッド。CANARYとの棲み分けはできそうな音作りでした。ツイートした通り、音場感が独特でした。

 

iBasso audio AM05

iBassoの新作イヤホン。軽快なリズムを刻む楽曲に合いそうです。

そういえば型番が「IT」じゃなくなったのってなんでか訊きそびれました。

 

Artio CR-V1

ArtioのWARP技術搭載イヤホンのバランス版です。Artioのイヤホンはどれもイヤピース選びが難しく、フィットさせるのが難しいなぁと感じています。未視聴でクラウドファンディング突撃した方は大丈夫なのかしら(余計なお世話)

 

AURORA 1BA

前回のポタフェスにも来ていたAURORA。すごくまとまっていて良いイヤホンだと思います。周りで試聴していた人もこの1BAタイプは良いね!と口を揃えて言っていました。

 

AURORA3

AURORAの3BAタイプは付属のSpinfitだとカッスカスな音が出るからか周りの人も顔をしかめてました。イヤピを交換すると面白い表情のイヤホンだなぁと思います。7万円は高いなと思うけど、個性的なイヤホンなので好みのジャンルに当たれば良い選択肢かも。

 

Tipsy DUNMER S

最近Penon audioのラインナップにあって気になっていたTispy。今どき珍しい低音ホンだなぁと思いました。ズンズンしたい人にはおすすめ。色味も可愛いです。

他にも無印のDUNMERとDUNMER PROのラインナップがありました。RROは2BA+1DDです。

 

64audio 試作機 K-9

詳細不明の64audio試作機も聴きました。ステージモニターっぽいイヤホンだなぁという印象でした。

 

Lark Studio Aurora

Lark Studio Auroraのです。バンドサウンドによく合う音作りのイヤホン。カスタムで6万円ちょっとということでグラっとゆらぎました。

 

Lark Studio Paradise

こちらは11万円くらい。ESTドライバを使ったイヤホンってどれも似てる気がするんですけど、工場一緒なの?

 

 JH audio Jimi

ジミヘンの名前を冠したJH audio Jimi。20万円前後。7BA と7pin端子ケーブルが付属。

スケールの大きい音源が合いそうな感じでした。JHのブースは毎回1階なんですけど、後ろでやっているイベントの音がどうしても耳に入ってくるので試聴環境で損しているよなあと思いました。

 

Brise audio TSURANA

 Brise audioから出るアナログポータブルアンプの試作機です。これに合わせるDACもなんか良いのが出ればなぁと思っています。

ようやくデッドストックのケーブルを買いました。2pinのイヤホンを買った時用にUPG001 Rh+を手に入れたのですが、この後がっかりするはめに…

 

CHIKYU-SEKAI 8/cosmo

発売が伸びて12月頃と聴いていたCHIKYU-SEKAI 2/cosmoのためにBrise audioの2Pinケーブル買ってきたのに、まだまだ先とのこと。もう出ないんじゃないかなと諦め気味です。

 

水月雨(Moondrop) S8

最近eイヤホンでも取扱がはじまったMoondropの新作です。どんどん値段が上がるポータブルオーディオ界隈で良心的な価格で良いものを出すMoondrop、今回は行列ができていました。

どっちかというとA8の方が好みでしたが、これも人気が出そうだなという感じでした。

 

 

ここ数年のポタフェス・ヘッドフォン祭の中で一番混んでいたんじゃないかなという印象でした。

試聴はしませんでしたがハイエンドメーカーからもTWSが登場していくようで、ワイヤードのイヤホンは確実に減っていきそうですね…

メーカーごとのブースなので難しいとは思いますが、1FはTWS、B1FはヘッドホンとDAP、2Fは有線みたいな区分けしてくれたら良いなぁなんて思いました。

 

無料のイベントとして作り手に苦労が目に浮かぶので感謝しつつ、今の所利用用途のない2Pinのケーブルをどうしようかなぁと悩む夜でした。

感想文終わり。

 

 

 

 

2019年 邦楽 私のベストヒット このCD33枚からこの33曲

今年もこの記事を書く季節がやってきました。

サブスクリプション全盛の2019年にあいも変わらずCD買っています。

これまではライブに行くために出演バンドのCDを買うことが多かったのですが、今年はいわゆる「予習」よりライブハウスで感じたことが大事にしようと観たことのないバンドは目撃した後ステージが良かったらCDを買って帰るというパターンに変えました。

音楽シーン全体も楽曲販売よりもライブやフェス・グッズ販売に重きが置かれるようになり、CDも「ライブ会場限定」みたいにライブハウスに来てもらうためのツールとして存在していたように感じる2019年でした。

 

世の中のヒット曲はというとKingGnuとOfficial髭男dismの大ヒットが印象的でした。

ここ3年位の邦楽シーンはテレビ番組の関ジャムがトリガーになって「国民的」なヒット曲が生まれているような印象です。テレビ以外で人気が出ているバンド(バンド以外も)はスマホアプリやSNSで共有されてヒットしていくので、一部の年代から上の人たちはサッパリ知らんという状況になっているようです。

 

さて前置きはこのくらいにして、今年1年で増えた112枚のCDの中から私が特にたくさん聴いたなと言う曲を紹介していきます。一部今年発売ではないCDも含まれていますがご容赦ください。また便宜上番号を振っていますが順位かどうかはどっちでも良いので読み手の好きに受け取ってください。

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「次にバズる」とか「ブレイクする」とか本当にどうでもよくて(当人たちにとっては収入が変わるからどうでもよくない)、音楽やバンドは生活の中に寄り添うようなものなのです。私自身は日曜日だからといって邦楽ロック好きと繋がりたいなどと思ったことは1秒もなく、ただこの記事で紹介した曲からあなたの趣向に合うバンドが見つかる機会となれば幸いです。

毎年のことですがこの記事クソ長いのではてなブックマークとかして暇な時に少しずつ読みつつ、是非曲買うなりライブ行くなりよろしくです。

 

<目次>

  • 2019年 邦楽 私のベストヒット 33~21
    • 33. mabuta「Period」
    • 32. カネヨリマサル「もしも」
    • 31. ハルカミライ「世界を終わらせて」
    • 30. the shes gone「ふたりのうた」
    • 29. ズーカラデル「漂流劇団[NY mix]」
    • 28. Toyjoy「星に願いを」
    • 27. sup「anji」
    • 26. nee「歩く花」
    • 25. FAITH「Yellow Road」
    • 24. EASTOKLAB「Firewoks」
    • 23. 緑黄色社会「にちようび」
    • 22. スカート「あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)」
    • 21. 羊文学「ソーダ水」
  • 2019年 邦楽 私のベストヒット 20~11
    • 20. kobore「ミディオーカー」
    • 19. AIRFLIP「Dear Friends」
    • 18. TETORA「今日くらいは」
    • 17. 錯乱前戦「天国ラジオ」
    • 16. The Whoops「同じバスに乗れたなら」
    • 15. SEE YOU SMILE 「Be Myself」
    • 14. Hammer Head Shark「echo」
    • 13. 塩入冬湖「雪に咲く朝の花」
    • 12. dustbox「Don't Call Me An Average Guy」
    • 11. 1st crack「FLASH」 
  • 2019年 邦楽 私のベストヒット 10~1
    • 10. KUZIRA「Backward」
    • 9. NO BRIGHT GIRL「Take Me Back」
    • 8. KOTORI「REVIVAL」
    • 7. Newspeak「Wide Bright Eyes」
    • 6. Suspended4th 「GIANTSTAMP」
    • 5. FINLANDS「USE」
    • 4. 木村カエラ「Continue」
    • 3. レイラ「音楽のある風景」
    • 2. 4brothers「Someday Somewhere」
    • 1. Cakess「Night Album」

 

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