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レビュー ライブ用耳栓比較 イヤープロテクター CRESCENDO MusicとSafe Ears THUNDERPLUGS ライブ難聴対策に

私の母は10年前くらいから難聴になってしまい、普通の補聴器もダメ&人工内耳もダメという症状で、音楽を聴くどころかまともに会話が不可能になっていた時期がありました

本人は60歳を過ぎてから2chデビューをして補聴器関係のスレで情報交換して個人輸入を始めたりと、状況を楽しんでいるわけではないですがアクティブに動き回って今ではなんとか意思疎通はできるくらいになりました

(「日本は補聴器を恥ずかしがる文化があるから、一向に技術進歩しないんだ」と言っていました)

 

里帰りして母と話していると、他人事だと思っている突発性難聴に自分もなるかもしれないなぁと改めて感じました

ポータブルオーディオの環境を良くしてからは以前よりだいぶ大きな音量で音楽を聴くようになりましたし、おおよそ月に1回くらいライブハウスに足を運んでいますから、その危険はかなりあるんじゃないかと

アーティストもイヤモニができてから難聴や音響障害のリスクが減っているみたいな話も聞きますし、オーディエンスの私達も対策をせねば!ということで早速買ってみました

 

CRESCENDO ライブ用耳栓 イヤープロテクター Music

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飛行機用やスポーツ用、演奏する側用などたくさんのシーン別に耳栓を作っているCRESCENDO社の音楽オーディエンス用の耳栓です

タワレコの店頭でも売っていますね

 

Safe Ears 音楽用イヤープロテクター THUNDERPLUGS (サンダープラグス)

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パッケージの通りフェスやクラブにということで、こちらもライブ用耳栓の定番品のようです

こちらは島村楽器やヨドバシ・ビックの店頭などでよく見かけます

 

この2つのライブ用耳栓、どちらが良いのかよくわからなかったので両方買って比べてみました

 

ライブ用耳栓 イヤープロテクター CRESCENDO MusicとSafe Ears THUNDERPLUGS を比較

 先ずはCRESCENDO Musicを開封&レビューしていきます

CRESCENDO ライブ用耳栓 イヤープロテクター Music装着編

こんな感じのキーホルダーケースもついてくるので、ライブ用の小さなボディバックに忍ばせておいてもそれほど邪魔にはなりません

ただこのケースに耳栓を入れると、出てこなくなります 取り出せません

このケースに入れるのは諦めましょう

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中身は2サイズのイヤピースとフィルター

2組入っているけど、フィルターは1組だけなので1人分です

フィルターを付けていないイヤピースをはめても何の意味もないのでご注意を

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イヤピースはいわゆるトリプルフランジ(3段きのこ)

ETYMOTIC RESEARCHとかRHAのイヤホンを使っている方にはおなじみの形状ですね

 

トリプルフランジのイヤピースの装着方法は

左耳にはめる場合、右手で左耳の上を引っ張り上げて 口を大きく開けて耳の穴が大きくなっている所にグッと押し込みます

すごい昔に 「こてっちゃん」のCMで 財津一郎がやっていたあのポーズです(伝わりにくい)

 

トリプルフランジなので、耳孔サイズさえあっていれば問題なく固定できました

私は普段finalのEタイプのイヤピースだと、LかLLを使っています

CRESCENDOのMUSICは2サイズの内、大きいサイズがぴったりでした

小さい方は固定が難しかったです

 

CRESCENDO ライブ用耳栓 イヤープロテクター Musicで音質に影響があるか

欲しい音をしっかりと聞き取りながらも、耳にダメージを与える余分な周波数帯域を大幅に軽減します。

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CRESCENDO公式サイトより

 

ということで、各帯域の音圧をこのくらい削っているそうです

どのくらい影響があるか確認してみました

 

先ずはヘッドホンの下にCRESCENDOのライブ用 耳栓をして音質の変化を調べてみました

<テスト環境> iMac → Dragonfly Black → SENNHEISER MOMENTUM on-Ear

 

試聴曲はTrack'sの「Magic」で

Hawaiian6の名曲と同じタイトルでメロコア曲作るなんてたいした度胸だぜ!

youtu.be

 

ハイハットとベースが遠くへ飛んでいってしまいました…

いわゆる高域 低域と言われる部分の周波数の上下がバッサリいっている感じで聴こえにくくなりました

ボーカル(中域)も若干引っ込み、テレビの音楽番組を観ているような感じになってしまいました

音量自体もおおよそ2割減といった感じでした

 

う~ん…これはキビシイ…

もっとも自宅のリスニング環境にライブ用の耳栓を使う理由が見当たりませんので、実際のライブハウスで使ってみますが、その前に対抗馬のサンダープラグスを検証してみます

 

Safe Ears 音楽用イヤープロテクター THUNDERPLUGS 装着編

こちらも同じくキーホルダーのようなケースがついてきます

CRESCEND Music付属のケースより更に小さいので、こちらも入れると取り出せません

入れるのはやめましょう(揃いもそろってなんでこんなケースにしたんだろう)

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中身は1セットのみ

形状はサンダープラグスの方がちょっとかっこいいですね

減衰用のフィルターが黄色で、穴の形状はちょっと小さめです

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サンダープラグスもCRESCENDO Musicと同じく3段フランジで、装着方法も こてっちゃん方式

ワンサイズで、CRESCEND Musicの大きい方と同じ大きさです

耳の穴の小さい人はちょっと厳しいかなという印象です

 

Safe Ears 音楽用イヤープロテクター THUNDERPLUGSで音質に影響があるか

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Dirigent公式サイトより

メーカー好評の低減効果としては、サンダープラグスの方がクレッシェンドに比べて大きいようです

ではでは先程と同じく先ずはヘッドホン環境で聴いてみましょう

 <テスト環境> iMac → Dragonfly Black → SENNHEISER MOMENTUM on-Ear

試聴曲は一緒です

 

ハイハットとベースは消えてます

 遠くへ行くどころかベースが全く聴こえなくなりました

音量もCRESCENDO Musicより更に減って、3割~4割くらい低減している感じ

当然ボーカルもくぐもって聴こえるし、スネアの響きも安っぽくなってしまった模様

100均のイヤホンでももうちょっとマシな音出るだろというレベルに超絶劣化しました

 

またサンダープラグスだと他の音もかなりシャットアウトするみたいで、普段聴いている音量でテレビを観てみたら、全く音が届きませんでした

かろうじて音は漏れ聞こえるので、集中して仕事をしたい時などはいいかもしれません

 

しかし、ここまで音質を劣化させてライブハウスで楽しめるのだろうかとかなり不安…

ライブハウスでライブ用耳栓の効果を比較

ライブ演奏中にどっちが良いかなと比較するとか、ちょっと演者には失礼だなとは思いましたが、これもどちらが良いか悩んでこのブログに辿り着いてくれた方への参考になればと心を鬼にして聴き比べをしてきました(at 横浜F・A・D)

 

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結果、ヘッドホンの時と同じようにどちらも音質に変化があり、聞こえにくくなる楽器音がありました

CD音源だとあまり大きくは聴こえないベースの音もライブハウスでははっきりと体感でき、また心臓に響いてくるバスドラの音もライブハウスならではの楽しみなのですが、そのあたりの低域がガッツリ減ってしまいました

ハイハットも聴こえてこないですし、上下をバッサリ言った感じです

「あまり音質は変わりません!」とか書いてあるブログ、あれ絶対自分で使ってないですから

 

 特にサンダープラグスを使った場合が顕著で、低減効果としてはこちらのほうが高そうです

さすがに削り過ぎかなという印象があったので、CRESCENDO Musicを使って最後まで使ってみました

 

その後ライブ終わりで駅に向かう時に、普段なら音がぼわわーとしていて正常に聞き取れない感覚があったのですが、それはほとんどなくなっていて、なるほど効果あったんだなと実感

効いてますよライブ用耳栓

 

 クラシックやジャズのコンサートでライブ用耳栓を使うのはどうか?と思いました

音楽鑑賞という観点で言うとナシです

まぁ、パンクなんでライブに騒ぎに行っているような側面もあり、そこまで集中して楽器の一音一音を拾わないとライブが楽しめないかというとそうでもないので、これはこれでアリかなとも

結構付けているキッズもいました

 

またライブを楽しんだあとは汗でビッショリ

ちゃんと洗えることを謳っているCRESCENDO Musicがいいかもしれません

 

CRESCENDO MusicとSafe Ears THUNDERPLUGSどちらが良いか

2つのライブ用耳栓を比較してみて、こんな風に選んでみてはどうでしょうか

CRESCENDO Music

・普段イヤホンのイヤピースがSサイズな耳孔の小さな方

・音質の劣化を最小限にしたい方

Safe Ears THUNDERPLUGS

・見た目がやや派手

・これまでのライブ体験で音が大きすぎると既に思っている方

 ライブ用耳栓は使えるか?

普段ちょっとでもいい音で聴きたい!とイヤホンやらケーブルやらを探している身としては、音質低減がわかっているものを使うというのは非常に抵抗があります

この耳栓を絶対使ったほうが良い!おすすめ!と胸を張っては言えないです

正直、今後使いたいかというと、私はあまり使いたくありません

帯域カットというよりは全体のボリュームを10%減少とかうまくできないもんかなぁと感じました

 

ただライブ難聴になってしまい、この先ライブハウスへ行けない、イヤホンやヘッドホンで音楽を聴けないというリスクを考えれば、仮に100の音の内60しか聴けなくなったとしても、ライブ用耳栓には価値があると思います

 

ライブ参加時にはCRESCENDO Musicをポケットに忍ばせておいて、ちょっと音量大きくてしんどいなと思った時は装着する

そんな使い方にしようかなと考えています

 これからも音楽を楽しむために、ライブ用耳栓 先ずは自分の耳でお試しあれ

 

CRESCENDO 耳栓 ライブ用 イヤープロテクター Music

CRESCENDO 耳栓 ライブ用 イヤープロテクター Music

 

 

 

Safe Ears 音楽用イヤープロテクター THUNDERPLUGS (サンダープラグス) ブリスター

Safe Ears 音楽用イヤープロテクター THUNDERPLUGS (サンダープラグス) ブリスター

 

 

あと、映画館でもCRESCENDO Musicを試してみたんですけど、こちらは結構良好でした

映画館の音響もエンジニアのみなさんが頑張って調整した賜物ではあるのですが、個人的に音が大きすぎて辛いことが多かったので、その低減用途としても使えそうです

(もちろん聴こえなくなってしまった音もあったと思います)

 

↓後日談 合わせてどうぞ

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