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ワイシャツ1枚あたり2分短縮する おすすめスチームアイロンの選び方

私、全ての家事の中でアイロンがけが1番好きです。

しわしわの洋服がピシッとなっていく様も好きだし、蒸気の立ち昇る匂いも大好きです。

休日に好きな音楽を聴きながらアイロンがけというのが至福の時間であります。

 

そんな話を同僚としていたら「私もアイロン係!」という人が結構いたので、なんとなく「ワイシャツやブラウス 1枚あたりどのくらい時間かかる?」と訊いた所、5人の平均が約4分半でした。

みなさんいかがですか?

ちなみに私、1枚 2分30秒です(ドヤ顔)

 

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間違ったアイロン選びで年間26時間も損をしている

イタリア人ではないので、靴下やパンツにまでアイロンはかけませんが、Tシャツまでアイロンがけをする我が家。

1週間にアイロンするトップスを仮に15着とすると、アイロンがけに要している時間は

1枚 2分30秒 × 15着 × 52週 = 1,950分(32時間30分)/年

 

これが4分30秒かかっていたとするとどうでしょうか

1枚 4分30秒 × 15着 × 52週 = 3,510分(58時間30分)/年

 

その差1,560分。そう、私は他のアイロン係さんより年間26時間もアイロンがけの時間が少ないマンなのです。

その26時間を使ってお酒を呑んだりお酒を呑んだりしています。

 

1枚に5分近くかかっている人によくよく話を訊いてみると、どうやらあまりよくないアイロンを使っているようです。

 

アイロンは一番高い商品でも1万5千円くらいで、家電の中でも比較的安価な存在です。

そのアイロンの選び方ひとつで年間26時間も削減できるなんて素晴らしいと思いませんか?1年で元が取れそうですよね

 

アイロンでシワを伸ばす仕組みを知ろう

まずどうして洗濯でシワがつくのかを知りましょう。

ミクロの世界で見ると、繊維は分子で出来ており、その分子同士が弱い結合により結び付き、繊維を形作っています。
ところが、綿や麻などの繊維は洗たくで水を吸い込むと、繊維自体がふくらみ、分子の結び付きはほどけてバラバラになります。そして、脱水などでくしゃくしゃになったまま乾かすと、バラバラになった形で分子が再び結びついて、シワが残ります。
つまり、洗たくによりバラバラになった分子同士がその状態のまま乾燥され、固定されてしまうことが、シワの原因です。

何故シワが出来るのか? | 東京都クリーニング生活衛生同業組合 Webサイト より引用

 

このできてしまったシワを

①スチーム(水蒸気)で分子が動ける状況をつくりだし

②それを熱して乾かして分子を元の位置に戻して固定する

というのがアイロンの役割ですね。

 

つまり、こんなアイロンを選べば良いのではないでしょうか。

  1. スチームが多く
  2. 熱量が多く
  3. 適度に重い

 はい、めちゃくちゃシンプルです 選ぶ基準コレだけでいいんです。

では、深掘りしていきますよ!

 

 おすすめスチームアイロンの選び方

では本題のスチームアイロンの選び方です。

アイロンを選ぶ要素はズバリ4点!

1・必ずコード付きアイロンを選ぶべし

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まず、コードレスアイロンを選択肢から外します。

最初に書いた4分30秒の人たちは全員コードレスアイロンでした。

コードレスアイロンをおすすめしない理由は下記2点です。

  1. 熱量が安定せず台座に戻す時間がかかり、結果アイロンがけの時間が増える
  2. コード付きに比べて同じ値段で能力が低い(これは調べればわかる)

コードがあると煩わしいのよ!という方はご安心ください。

↓こういう機能ついているの機種があるので、煩わしくてアイロンがけに時間がかかるなどということはほとんどありません。

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T-fal公式サイトより画像拝借

2・適度に重いアイロンにすべし

軽いアイロンを探しているという声もよく聞きますが、

「アイロンをかける」は英語で「press」 すなわち圧力をかけて押すというアクションです。

適度な重さがあったほうがアイロンがけはスムーズになるため、軽いアイロンを選ぶというのは時間を犠牲にするということです。

どうしても重いものが動かせない事情がない限りは1kg以上のものを選ぶのがおすすめです。

3・スチーム量が多いものを選ぶべし

スチームが多いほうがシワをほぐすスピードがあがります スチームは正義です。

  • スチーム量 g/分(多いほうがたくさんスチームが出る)
  • 注水量(多いほうがスチームが持続する)
  • スチーム孔の数(多いほうが広範囲にたくさんスチームが出る)

この3つに着目して、多いもが良いと思ってください。

4・よく滑る「かけ面」を選ぶべし

アイロンの裏面、衣類と接する部分が「かけ面」

このかけ面の素材や加工によってアイロンのかけ味が変わってきます。

一般的に良いもののほうがスススーっと力を入れなくても滑っていきます。

軽くてかけ面素材がいまいちなアイロンと、重くてかけ面が滑りやすいアイロンだと、後者のほうが疲れにくく素早くアイロンがかけられるのです。

アイロンのカタログには大抵かけ面の図と素材が何かが書いてあるので、チェックしましょう。

すべてを満たすのはT-falしかない

結論です、T-fal(ティファール)しか選択しないです。

家庭用アイロンメーカーというと、パナソニック・東芝・T-fal・日立・石崎電機(男前アイロン)あたりが有名どころでしょうか。

国内シェアはパナソニックがトップなのですが、先程のアイロンを選ぶ4つの要素を当てはめて各メーカーのカタログをチェックしてみてください。

どう考えてもT-falしか考えられません。

↓カタログURL

ティファール アイロン | 製品仕様一覧 | CLUB T-fal

Panasonic Catalog Viewer | Panasonic

総合カタログ(アイロン・ズボンプレッサー) | お客様サポート | 東芝ライフスタイル株式会社

 

先ず、ティファールのアイロンは低価格モデルであっても、パナソニックや東芝の上位モデルと同等かそれ以上のかけ面素材が備わっています。

次にスチーム量・スチーム孔を観るとその差は圧倒的です。

(※ちなみにパナソニックとかを観ると、コードレスとコード付きで同じ値段だとコード付きのほうがスチーム多いのもわかると思います)

 

5,000円程度コンフォートグライド2691 FV2691J0のかけ面素材は、10,000円を超えるのパナソニック カルル NI-WL604と同等かそれ以上で、同じく5,000円台のスーパーグライド3910 FV3910J0の水タンク容量は270mlでスチーム量は15g(ジェットスチーム時は55g)に対し、パナソニック最上位機種の カルル NI-WL704の水タンク容量は160mlでスチーム量は13gです。

 

T-fal以外のメーカーのアイロン、選ぶ理由ありますか?

ないです。

 

私は過去に東芝もパナも石崎電機も使いましたが、今はT-falになりました。

T-falティファールのおすすめアイロン

ではT-falでどれを買うのがいいかカタログを観ながら探しましょう。

ティファール アイロン | 製品仕様一覧 | CLUB T-fal

 

かけ面はフラッグシップモデルのアルティメット スチームパワー FV9604J0と1番安いヴァーチュオ20 FV1320J0以外は共通なので、どれを選んでもあまり変わりません。

なお、2019年秋以降に出る新モデルではFV9604J0と同じオートクリーンかけ面になるものが出るらしいです。

 

それ以外のT-falのアイロンの違いは、コードの取り回しのようイージーコードがついているか否かと、スチーム量と熱量の違いが主です。

当然、良いものの方がアイロンがけの時間は短縮できると考えていただければいいと思います。

 

洗濯王子こと中村先生はアクアスピード5336 FV5336J3を使っているようです。

フラッグシップモデルじゃなくても十分な性能を備えているのがわかりますね。

ただ残念ながらアクアスピード5336 FV5336J3は2019年に廃番になってしまいました…

 

※このワイシャツへのアイロンかけ方、めっちゃ参考になるのでついでにどうぞ

www.youtube.com

私の使っているT-falのアイロンの紹介

ちなみに、私はメインとサブの2台がT-falです。

メインとサブとかキモいと良く言われますが理由があってのことです。

 私が使っているアイロンも紹介します。

 

サブマシン:プリマグライド2531J0

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もう使いすぎてボロボロになってしまっていますね。

普及モデルでイオンの特売で確か3,800円くらいで買った記憶があります。

水タンクが小さいものの、かけ面素材は他のものと同じ特殊セラミックで、少量をサッとアイロンがけをするにはコレで十分です。

ただ、私は大量のアイロンがけをするのでこれでは少し物足りない…

ということでメインマシンが別にあります。

 

メインマシン:イージープレシング GV5240J3

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また詳しくはレビュー記事を書こうかなと思いますが、これ本当に冗談抜きで今まで使ったアイロン以外を含めてすべての家電の中で1番買って良かった!と思うほど素晴らしい家電だと思っています。

修理が1回と、書い直し1回でもう3台目になりますけど、今使っているのが壊れても、また同じイージプレシングを買います。

こんなに惚れ込んだ電化製品は後にも先にもイージプレシングだけです。

 

パナソニックのコードレスアイロンのスチーム用の水タンクは150mlしか入りませんが、イージプレシングは「1リットル」入りますから!

というか、ボイラーついてますから!

 

デカイのとボイラーが温まるまで時間がかかるというデメリットがあるものの、大量のスチームをブォォォォォと出しながら、瞬時に消えていくシワたちを眺めるのはまさに至福の時間。

まさしく家庭用アイロンの最高峰です。

 

ただ非常に残念ですが、2019年こちらも廃番になってしまいました。

本国フランスではイージープレシングの上位機種がたくさんありますが、日本への展開はなさそうです…

海外から個人輸入して、コンセントに昇圧トランスを使えば海外のアイロンも使えなくはなさそうですが、熱を使う家電ですから自分はともかくそれが原因で出火などが起きたら責任が取れないので導入はちょっと難しいです。

どうにか日本でも再販売してくれないかしら…

 

おすすめスチームアイロンの選び方まとめ

  • コード付きアイロンを選ぼう
  • T-fal製品から選ぼう
  • 1秒でも短縮したいのであれば上位機種を狙おう ただし中くらいのモデルでも高性能
  • イージープレシングは家庭用アイロンの王様 予算とスペースが許せばコレにしよう

いつも書いている私の家電選びのポリシーは、家事労働を減らして豊かな生活に寄与できる商品です。

アイロンの選び方ひとつで、家事の時間を大きく削減できます。

他の家電に比べると僅かな投資で大きな効果を得ることが出来ます。

アナタもコード付きのT-falアイロンに買い替えて、アイロンで時短しませんか?

 

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↓我が家のメインマシン(もう廃番)

ティファール スチームアイロン イージープレシング コード付き GV5240J3

ティファール スチームアイロン イージープレシング コード付き GV5240J3

 

 

 ↓洗濯王子とおそろい(もう廃番)

ティファール スチームアイロン  アクアスピード  5336 コード付き FV5336J3

ティファール スチームアイロン アクアスピード 5336 コード付き FV5336J3

 

 

↓フラッグシップモデル(これも廃番…)

 

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